今回はパンツの話です
パンツといってもズボンやスラックスではなく
いわゆる肌着・下着の
トランクスやブリーフの話ですが・・・
神職になる前はビジネスマンでしたので
ずっとスーツでしたから
実は下着と云えば色物・柄物のパンツしか持っていませんでした。
(上半身の肌着は、白色オンリーのノースリーブでしたが)
こんなパンツは履けません≫
白いブリーフを持ってもいませんでしたし
又、白いパンツを履かなければならないような
白いズボンも持っておりませんでした。
ところが、神職になると
うって変わって実は白い下着が必要になります
祭式の際にはこのような白衣を着ます
また、普段の社頭勤め、いわゆる社務所での仕事や
境内での仕事には
このような白い作務衣を着用いたします
透けて見えかねません
色物が透けて見えると
それはそれで都合が悪いのです
だから必然白いパンツが必要となるのですが
これが、実は種類が豊富ではないのです~
白いブリーフならいくらでも一般に売っているのですが
そうではなく、
私が履きたいのは
ローライズの前開き・板ゴムの
ボクサーパンツ…
(このデザインはあまり好きではありません)
残念ながらローライズではないのです
なぜ、板ゴムのローライズがいいかといいますと
実は白衣を着て帯を締めて
袴を履いて、祭式に臨むのですが
笏(木の板みたいなやつです)や祝詞(のりと)を
懐中する(懐に入れる)ときに
引っかからずにスッと入れられるのです
もたつかずにスムーズに懐中出来れば
それだけ動作が美しくなります
「礼の九容」と申しまして
御祈祷の際の動作・作法の心構えを
手足の運びは重く乱れぬように、
目は端正に、口はみだりに動かさず
声は静かに、音声明瞭に
頭は傾けず、気は粛として
息をしていないかのように
精神は平静に保ち、立ち姿は悠々と
顔色自若として、中庸よろしく従うよう心得るべし・・・
実はこの、「礼の九容」、
メッチャ難しいんですよ~
白いパンツと何の関係があるねん、
と、思われるかもしれませんが・…
すみません、取り留めもない話題で、
少しは、神職の裏の裏の事情、
お分かり頂ければ幸いです~




