神羅万象に神様が宿ったのは… | ミックスココアのひとりごと

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気ままに思いついたことを折々に

弥生時代のことか縄文時代のことか

見てきたわけではありませんので

定かではありませんが、

日本の太古、

人々はあらゆる自然物・自然現象に

霊魂の存在を認め

それを畏怖し、

崇拝する「アニミズム」と呼ばれる

原始宗教が生まれました。


やがて、卑弥呼に代表される巫女(シャーマン)が

神のご託宣を受けて物事を判断する

「シャーマニズム」に発展していきました。


一方でそれまでの狩猟採集生活から

米(稲作)の伝来によって

農耕生活へと

その生活様式が変化していきます。


農耕生活は天気・気候との戦いです。

人の力の及ばない自然現象によって

収穫が左右されてしまいます。


夏の日照り・日照不足などの天候不順や

台風などの自然災害による不作は

死活問題です。


だから、雨乞いの祭りをし

豊作を祈願し、収穫に感謝するために

神羅万象、あらゆる自然の営みの中に

神の存在を感じ、

崇め祀り始めたのです。


こうして、農耕生活を始めると

それまでの狩猟のための移動生活から

定住生活をするようになり

土地に対する信仰も強まっていきます。


自分たちが生まれ、そして

生かされている土地をお守りしてくれる神様を

「産土神(うぶすながみ)」と崇(あが)め、

その「産土神」を祀る「やしろ」を作るようになりました。

これが建物としての神社の原型です。


さらに死者の霊魂・祖先信仰も合わさり

日本独特の神々への信仰が

根付いていったと言われています。


初詣に思い思いの神社へ行かれたと思いますが

お住まいの近くの最寄りの神社へも

是非お参りしてくださいね。

その土地の守り神、「産土神」ですので。