創立記念日や
あるいは、創業記念日がない会社はないと思います。
製造企業の場合はよくわかりませんが
販売企業(卸・小売・金融業など)では、
歳末謝恩セール、決算セール
創業○○周年記念キャンペーン等々の
名目で販売強化月間を設けたりします。
これらは既に年間の計画の中に組み込まれ
短期計画の中で年間業績の
主要な部分を占める計画となっているかもしれません。
組織の一員である販売部門の営業マンは
これらの会社の戦略に従って、
自らの意思とは関係なく
組織の一員として
会社の方針に従うことになります。
この時に、会社の施策に「乗る」人と
「乗らない」人とに大別されます。
「乗らない」人は、
マイペースと言えば言えなくもないですが
どこか「当事者」ではないのです。
ところが、
常に会社の方針や施策に「乗る」人は、
物事に自ら主体的に取り組み
「当事者意識」を持っていることがうかがえます。
何も、販売強化月間や
セールの時だけではありません。
また販売部門に限ったことでもありません
日常、仕事をしていく上で
様々な不都合やクレームや
トラブルにぶつかることがあります。
金額の数字をひと桁書き間違えただけの
事務上のちょっとした書類ミスが
会社全体に大きな損害を与える問題に
発展するかもしれません。
こんな大きな問題ばかりじゃなくとも
もっと些細な問題が日常茶飯事でおこります。
いわば、毎日の日常の仕事を通じて
小さな問題を発見し、未然に防止し
あるいは解決していくことの繰り返しです。
これらの毎日のいろんな仕事に
充実感を持つためには
常に問題意識を持っていなければなりません。
向上心や改善意欲も必要です。
これでいいのか、
もっと他にいい方法はないのか、
そんな自問自答も必要かもしれません。
これらの意識や意欲は
全て「当事者意識」から生まれてくるものです
会社の施策や方針にどこかクールで
ひとごとみたいな顔をして
傍観者気取りで
他人事のような顔をしてる人がいます
厳しい言い方をすれば
組織の一員だという自覚の欠如です
「どちらの会社の方ですか?」と、
聞きたくなるような人もいれば、
そうかと思えば、
正社員以上に
与えられた自分の職務以上に
自分の仕事に一生懸命取り組んでいる
そんな契約社員さんもいます
「それは私の仕事じゃない…」などと
勝手に仕事に線引きをして
「頼まれ仕事」・「やっつけ仕事」などと
思っていたのでは
いつまでたっても、
仕事の充実感は愚か、
満足感も達成感も得られません。
一歩離れたところから冷めた目で
仕事を眺めてる評論家ではないのです
「当事者」なのです。
満足感や充実感・達成感といったやりがいは
「当事者意識」を持っているものだけが
味わうことのできる
仕事の喜びなのです。