烏合の衆(うごうのしゅう)~ことわざ | ミックスココアのひとりごと

ミックスココアのひとりごと

気ままに思いついたことを折々に

この言葉の本来の意味は

烏(う)の集団のように

個々がガアガアと勝手に騒ぎまわるだけで

まったく統制が取れていない弱い軍隊のことを

指していました。


使われているうちに少し意味合いが違ってきて

軍隊を指すよりも

一般の集団の様相のことを言うようになりました。


何か事を始めるにあたって

そのプロジェクトを成功させるために

人を集めて組織を作ります。

しかし、いくらたくさんの人を集めても

それだけで大きなパワーが出せるとは限りません。


たてた戦略通りに作戦が遂行され

その効果が最大限に発揮されるためには

組織としての機能が十分果たされなければなりません。


統制のとれた行動ができなければ

大きな目標に到達することはできないのです。


一つの組織を作ろうとする場合

その組織の構成員を集める前に

まず、その組織のリーダーを決める必要があります


個々の構成員の能力がどんなに優れていても

その優れた能力を結集させるために

その集団を組織として機能させなければならないのです


自分がもしそのリーダーとしての能力に

不足を感じたり不安を感じるのであれば

他にリーダーとなる人材を求めるべきなのでしょう


「出でよ、竜馬!」ってテレビである評論家が言ってました。


「烏合の衆」は、

凡人の集まりのことを言うのではなく

むしろ、

その集団の機能を生かすことのできるリーダーが

不在の組織のことを言うのです。