思いが届くように・・・ | ミックスココアのひとりごと

ミックスココアのひとりごと

気ままに思いついたことを折々に

まだ混乱が続く被災地の状況を

毎日テレビで胸を痛めながら

見ています


一人の行方不明者も出して欲しくない

生死にかかわらず

一人残らず探して欲しい

そんな思いを強く持っています


日を追うごとに

少しずつでも復興に向けて

歩み始めているのでしょうか・・・


再建を果たした復興の街

神戸で、

失意のどん底から立ち上がる

心の支えになったものは

実は見ず知らずの人が声をかけてくれる

その挨拶だったというお話を聞きました


阪神大震災の被害を受けた神戸に

震災後に勤務したことがあります


その時、

被害を受けた方のお話をお聞きしたことがあります


失意の中、

絶望の淵で

くじけそうになる心を支えてくれたものは

顔を会わせば挨拶し合っていた

人々の存在だったそうです

挨拶の力に元気づけられたそうです


近所の何世帯もの人たちと一緒に

近くの小学校で避難生活をしていた

一人暮らしのおばあさんが

「朝夕、声かけあって暮らしてきた者同士が

一緒だったから元気でいられた、

私一人やったら

頭狂ってたかも…」って。


「おはよう、とか、今日は寒いね、とか

そんな程度の簡単なあいさつが、それが絆だった・・・」


「途方に暮れて、道端で火を焚いてたら

震災前によくお店に買い物に来てくれていた

近所の顔見知りのお客さんが寄ってきて

なんやかんやと声をかけてくれる、

それに励まされて、奮起した・・・」

壊滅したお店を立て直して

再起した商店のおじさんは

そんなふうに言ってました。


短くてさりげないけど

心に、ポっと灯をともし

瞬間の安らぎを与えてくれる、

そんな挨拶。


それが神戸の人々に

再起の力を出させたようです。


ところが、その反面

気持ちのこもっていない

「頑張ってください」の言葉ほど

被災された方々の心を

イライラさせた言葉はないとも聞きました。


明るく元気な挨拶の言葉が

人の心を開いていくのかもしれません


日本中の、いや世界中の人達が

祈るような思いで

励ましのエールを送っているはずです

願うような気持ちで。


その願いを

届けたいから

元気な挨拶の輪がそこまで届くように

笑顔の挨拶を絶やしません


そこまで、思いが届くまで

元気な挨拶の言葉を絶やしません


元気を届けたいから・・・・