KDDIの名誉会長、日本航空会長、
京都商工会議所名誉会頭、そして
京セラの名誉会長といえば、
稲森和夫さんですが、
その稲森さんが以前、
こんなことを語っておられる記事を読みました。
「リーダーの仕事は、部下を動機付けること。
また、誰よりも先頭に立って、
旗を振ることができなかったら、
務まらない。
そして、部下がリーダーの言葉に
鼓舞されるためには、
何より、リーダーが自分を慎み、
自分の能力や権限を
私物化しないことが肝要です。
そういう人に率いられた組織は伸びます。」
つまり、「自分大好き人間」には
部下はついてきてくれないということですね。
誰でも自分が一番かわいいものです。
けどそれでは、
人の上に立つことはできないし、
人徳を積み重ねることも、
人望を集めることもできません。
部下に接するときだけじゃなく
人との出会いの機会に、
その相手が
自分にとって
どんなふうに役立つか、
などと考えずに、
むしろ逆に、
自分が相手の方に
どれだけお役にたてるか、
そんな風に考える人間でいたいです。
少しでも、
人のことを
先に考えられる人に
なりたいものです。