餅は餅屋か? | ミックスココアのひとりごと

ミックスココアのひとりごと

気ままに思いついたことを折々に


ミックスココアのひとりごと

ものごとを行うには、

それぞれその筋の専門家がいるのだから、

その専門家に任せるのが一番いい、という意味で、

「餅は餅屋」という、諺を使います。


ミックスココアのひとりごと
(写真は餅屋のイメージです)


確かに、

大工さんに餅を丸めてもらっても上手なはずは無く、

餅屋さんに板を削ってもらっても

うまくできるはずはありません。

特に現代では、

世の中の仕事が分業化され

専門化されてより高度化していますから、

それぞれの仕事は

分野ごとの専門家に任せたほうが無難でしょう。


ところが、場合によっては、意外にも

専門家ではない人が

優れた結果や業績を残すことがあります。


ある化学調味料会社で、

商品の売り上げアップを図るためにはどうすればよいか、

販売戦略会議が開かれました。

売り上げを伸ばしたいわけです。


販売部門の営業担当者が

いろいろのアイデアを出しましたが、

どれもこれもいまひとつパッとしません。


そこで、社内に

広くアイデアを募集することになりました。

そうしたところ、ある事務の若い女性社員から、

こんなアイデアの応募がありました。


ミックスココアのひとりごと
    (写真と記事は関係ありません)


化学調味料の容器の振り出し穴を、

ほんの少し大きくする、というものです。

振り出し穴をほんの少し大きくすれば、

一回、容器を振ると今までより少し多く調味料が出ます。

つまり消費量のアップです。

消費量が増えれば売り上げは増えます。


もちろんこのアイデアが採用されました。


結果的に販売の専門家ではなく、

若い事務員さんのアイデアが、

売り上げをアップさせたのです。


専門外だからとか、

プロじゃないからとかの固定観念で判断せず、

時には、

いろんな人の意見も聞いてみることも大切ですね。