こう毎日暑いとつい天気予報を聞いちゃいますよね。
で、お天気ニュースを見てると、天気図とともに、
地図が時々出てますよね。
中国大陸があって、朝鮮半島があって、日本列島があって・・・・
世界地図を広げてみると、日本はその地図の中心に、
赤く彩りされて描かれています。
日本が世界の中心だと思い込んでも不思議はありません。
何故日本が地図の真ん中に描かれているのか?
答えは簡単です。
その地図を日本で作っているからです。
欧米で作られた地図では、日本は極東の名前の通り、
地図の右端にポツンと小さく書かれています。
オーストラリアなど、南半球の国で作られた地図では、
南が上になっていて、上下が逆さまです。
同じ物を書き表している地図でさえ、
上下左右、少しずらしてみるだけで、
ガラッと変わったものに見えてしまいます。
ところで、このところの円高の影響を受けて、
海外良好がずいぶん身近になりました。
このお盆休みを海外で過ごされた方も多いことでしょう。
ポピュラーなところに飽きた人のために、秘境チベット紀行とか、
シルクロード探訪、東欧ドラキュラ伯爵の故郷へ、
等と毛色の変わったプランも用意され、世界各地に
日本人旅行者が見られるそうですよ。
しかしながら、日本人旅行者の増加に伴って
海外でトラブルを引き起こす旅行者も急増しています。
旅行者だけにとどまらず、
海外へ進出した日本企業の中にも、
同じような事例がたくさん見つかります。
日本での通念、常識が
世界のどこででも通用するはずのものではないのに
地図の中心にいる日本人には、
どうもそれが理解できていないのでしょう・・・・
自己中心の考え方は、
何も海外とのギャップだけの問題ではありません。
自分では切実に思い悩んでいることであっても、
他人から見れば、どうっていうこともないってことが、
よくわかります。
自分では正しい、当然と思っていることでも、
他人には通用しないこともあります。
それぞれの立場、観点で、同じものでも、
地図と同じで、まったく違って見えるものなのです。
少し見る位置を変えると、
物事がはっきりとわかり、
滞っていた事例も案外スムーズに運んでいくものなのです。