もうすぐ終わっちゃう~と思い立ち、土曜日に早起きして行って来ました。

江戸博こと江戸東京博物館にて。

中国国内でも常時公開していない貴重な「彩色兵馬俑」が初公開なので、少し前から「世界ふしぎ発見」やNHKでも取り上げられ、話題となっていましたね。

兵馬俑の凄さは、その数(スケール)と細部にまで精巧なそのつくりにあると思います。

始皇帝陵の東1.5キロの場所から32年前に初めて発見されてから現在までに、総数8000体にも及んでいる兵馬俑。
始皇帝を守る兵士や馬だけでなく、文官や楽士、雑技を演じる力士、御苑に集まる水禽(水鳥)、戦車など、地上での世界を見事に再現しています。

どの兵馬俑も今にも動き出しそうなほどリアルで、ついついじーっっと(@_@)見つめてしまいます(笑)
兵士たちはだいたい平均的現代人より少し大きめ、兵士だから特別体格の良い人たちが集められてた可能性もありますね。
特筆すべきは一体一体みな顔の特徴が作り分けられている事です!!

図録より。わかりづらいかな(^_^;)

顔だけでなく服装や髪型など(おそらく階級や役割)も見事に作り分けられ、実際の兵士を一人ひとりモデルにしたのでは?という説もうなずけます。

私が気に入ったのはこの方!

図録より

琴のような楽器を奏でる楽士とされていますが、船を漕ぐ人という説も...。
思わず後ろにも回り込んでじーっと見つめちゃった。
なんと!この方手相のしわまで丁寧に刻まれてるのです!
青銅製の水鳥たちとともに同じ姿勢のものが8体出土しているので、始皇帝は自分の庭のお池に水鳥を遊ばせて、水辺では楽士たちに演奏でもさせながら楽しんでた風雅なお人だったのでしょうかね。。。
妄想はふくらみますw

しかしホントの事いうと、私はどちらかというと始皇帝陵内部の「地下宮殿」の方に興味津々なのです。
始皇帝陵の墳丘の高さは76m、現在のビルの高さに換算すると地上25階で、地下宮殿はここの地下10階部分にあります。

中国では昔から死者を地下深くに埋葬するという死生観を持っていて、「黄泉の国」という言葉の意味もそこから来ています(中国では地下を掘ると地質的に?黄色い水が出ることが多く、「墓室を掘って埋葬すること=黄色い泉の国へ死者を送る」ということからきているらしい)

実際には本格的な発掘調査は行われていないので(なんでやらないの?!(-"-;A 謎!)詳細はあのあまりにも有名な司馬遷の『史記』の記述を元にした推測の域を出ていません。
でもその内容が凄いのです!

【始皇帝が即位した時から建設を始め、天下を統一してからは刑徒70余万人を送り込んだ/三層の地下水脈まで掘り下げ、地下水が浸透しないように銅で固めて槨室にし、宮殿と官庁にあった奇器珍怪を地下の空間に満たした/水銀で百川・江河(長江と黄河)・大海を再現し、機械仕掛けで流れるようにし、上には天文、下には地理を描いた/人魚の膏で燭台を作り、いつまでも消えないように灯そうとした/工匠に機械仕掛けの弩と矢を作らせ、盗掘して近づく者があれば発射するようにした/棺を墓室に納めると「工匠は墓室の機械仕掛けを作ったので地下の埋蔵の事をみな知っている、埋蔵されたものは貴重であるのに、外に知られてしまう」と言い出す者がいた。大葬が終わり墓室に埋蔵し、墓道の中門を閉じて、外門を下ろし、埋蔵の作業をした工匠たちを閉じ込めたので、外に出られる物はなかった】等等。。。

機械仕掛けで流れる水銀の川って!( ̄□ ̄;)
スゴ過ぎますww

中国の人たちも、いくらなんでもこの記述の全てが実際に地下に存在しているとは思っていなかったのではないでしょうか。

トコロガ!!

近年、リモートセンシングや地球物理学など最先端の技術を用いた調査の結果、地下30mの地点に東西80m南北50m高さ15mの空間が確認されたのです。
またこの周囲は16~22mもの厚い石垣で囲まれているとか......。
そしてこれは公式情報ではないのかもしれませんが、私の見たTVの特集番組では始皇帝陵のある地点の土壌から高濃度の水銀反応が検出されたと言っていました!!

これはもしや『史記』の記述通りの地下世界が、墳丘の地下奥深くに存在するのかもしれません!!

もう興奮☆
中国さん、一刻も早く発掘調査しましょうよ~!
そしたら絶対この目で見に行くんだ!ニコニコ

・・・中国古代ロマンに思いを馳せ、文献史学と考古学の融合に感動していたのに、こんなニュースを見て腰砕け。。。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060918-00000756-reu-ent

ユーモアのセンスもわかるけどさ、確かにちょっと想像してぷっと吹き出したけどさあせる、世界遺産でもある兵馬俑でそれをやらんで欲しい~DASH!
傷つけたり壊したりしても責任とれないでしょうが~(ちょっと怒)ヽ(`Д´)ノ