金曜は創立記念日で全学休講。
それを利用して授業で千葉県・印旛沼のほとりにある竜角寺古墳群に行ってきた。
1文と違って2文はなかなか昼間フィールドに出る機会が少ないから楽しみにしてた。
仕事は「古墳見に行ってきます」と言って有休もらいましたw

JR成田線安食駅からバス便。
たどりつくのに家から3時間近くかかったよ。
ここは古墳群を含め、資料館、移築・復元した伝統的建造物、町並みや里山景観の展示の中で、伝統的技術・生活様式を見学、体験するというなんともスケールの大きな体験博物館「千葉県立 房総のむら」として整備されています。
敷地はなんと50ヘクタール、東京ドーム13個分!
その中に古墳は大小合わせて114基確認されてます!
警備員さんはバイクで敷地内巡回してた。
郵便屋さんかと思っちゃった(笑)

資料館に集合し、まず最初に徒歩20分ほどの浅間山古墳へ。
全然知らなかったけど、千葉県って全国で最も前方後円墳が多い県なのだそう。
とはいってもこの古墳は7世紀中葉の副葬品が見られるので、西の方ではすでに方墳や円墳が主流だった頃に時代遅れの前方後円墳作ってたってことになるのかしらw
結構な山道で整備が行き届いていないため、草をかき分け急斜面を
這うようにして進み、到着。
ふと見ると全員体中うす緑のひっつき虫(←勝手にこう呼んでます。草の実のことね)だらけw
先生の調査当時の話を聞き図面を見ながら、一生懸命想像力を働かせて古墳の全体像を把握しようと試みるも、あまりに草ぼーぼーで見通しが悪く、顔にまとわりついてくる蚊や蛾と戦っていたので
いまいちなまま掴みきれなかった。
反省。。。

来た道を引き返し資料館を見学してから、園内に点在する小さな古墳群を眺めながらいよいよ終末期最大の方墳「岩屋古墳」へ。


この古墳は当時の王陵をも凌ぐ一辺80mを超す大きさで、二つの石室を持っている。
本来は石室内は一般公開されていないのだけど、今回先生の力で見せてもらえることになった。
入る前に先生が「顔とかに虫がくっついてきますから覚悟してね」って不気味な一言。
一瞬女子の顔色が変わり、「えっ?先生どんな虫ですか?!」
「コオロギみたいなものだから大丈夫よ」
ひえー、アタシ割と平気な方だけど黒光りする昆虫はちょっぴり苦手だよ~
しかしさすがにみんな考古を専攻するだけあって、怖がりながらもここまで来て尻込みする女子は誰もいない。
ヘルメットは崩落の危険防止かと思ったら、天井から落ちてくる虫除けでもあるらしく(苦笑)首筋をガードするため襟を立てて首をすくめて交代で石室内に入った。



石室内はひんやりしてるかと思ったのに、意外にも生暖かく湿気も多い感じ。
天井部分に近づくにつれ狭くなって傾斜するような石積みになっている。
使われている石材は、周辺からとれる貝の化石などが堆積して出来た凝灰質砂岩で意外にももろい石を使っていることに驚く。
浅間山古墳は香取海(霞ヶ浦、印旛沼などが昔は一つの内海だった)で運ばれた筑波石の片岩だったのに...

入って目が慣れてくると、見ないようにしていた「虫」が否応無しに視界でうごめいているのがわかる。
「虫」の正体はカマドウマでした。
黒いコオロギじゃなくほっとするも、その数が尋常じゃない!
石材中の貝の殻がうまい具合におウチと化し、懐中電灯で照らすと壁と天井全体がワシャワシャ動いてるように見える...
しかも奥の石棺の影にいるカマドウマの親分たちは、なぜか体が大きく少なくとも体長5センチはあるだろうと思われます。
~ある意味、衝撃映像でした~
アタシはじっと我慢の子してたけど、他の子は石室内で「ずーっとカマドウマばかり見てて、何にも覚えてない」ってぼやいてた(笑)
どこでも必ずというわけではないけど、カマドウマは古墳にはよくいるので『古墳虫』とも言われているそうです。
古墳やるには、この虫に慣れないと無理ってことねw

一休みの後、263個の埴輪とともに復元された第101号古墳へ向かう。