そんなに悔やむならあなたが行けばよかった
そう思われるかな
私の中の私が
自問自答しているだけかもしれませんが
私なら
暑い中 車で公園まで出掛けて
なかなか進まない
すもも連れのお疲れ散歩だったから
夜のトイレはバルコニーで済ませていたし
夜の散歩には行かなかった
「行かなくていいよ、疲れてるんだし💦」
そうも言った
でも
「年寄り扱いするな‼︎行くよな‼︎」
そう言うお父ちゃんが行きたいんだなと思って
ため息混じりに
「行くんだって〜💦行っといで💧」
桃太郎のお尻を押して言いました
この事を1番後悔しています
この時の振り返った桃太郎の表情が
今でも鮮明に浮かびます
「えっ⁈僕行くの⁈僕本当に行くの⁈行っちゃうよ⁈」
そんな表情だったから
後で、あの時桃太郎はさよならすること分かっていたのかなって
そんなことを思います
だとしたら、送り出した私がいけない
そう思ったんです
でも私だったら
白内障が進んできて見えにくい桃太郎のために
ライト🔦を持って出掛けるし
カラーもハーネスリードも
カチンと音がするまではめる
踏切に電車が来ても
煽るようなことは言わない
お父ちゃんは必ず
「電車来たぞ!ほら‼︎」って言うの
そもそもカラーが外れて
電車に向かって吠えた時に
身体が持って行かれても
たとえ接触しても
跳ね上がった桃太郎の身体を
私なら抱える
桃太郎の身体が
道路のコンクリートに打ち付けるまで見ているなんて
そんなことしない
私は守るよ、最期まで
たとえ致命的な怪我を負っても
命は落とさせない
それがどんなに
桃太郎にとってシンドかったとしても
それでも
私が守るべきだったのは
散歩に行かせない
お父ちゃんのわがままを訊かない
酔っ払った人に
大切な命を任せない
そこだったんだと思います
桃太郎が瀕死になったのは3回
11歳、那須でステーキ🥩を食べた時
桃太郎にもあげた
そのステーキソース(おろし玉ねぎニンニクソース)
を食べた翌日倒れた
介在性溶血性貧血の超急性のもの
その晩峠を越えて帰ってきてくれた
その後札幌への帰り道
フェリー🛳️を降りて早朝に走った千歳の通りで
飛び出してきた車をかわした
車内の桃太郎はシートベルトをしていなくて
フロントガラスに身体を打ち付けて
実家に辿りついたあとからしばらく
声も出せなくなっていた
後の検査で炎症の痕がみられた
きっと声を出すと痛かったんだ
事故は三度目の正直だった
三度目に本当に命を亡くした
覆水盆に返らず
タラレバ言っても桃太郎は帰って来ない
だから
二度と起こさないことを誓うだけ
そして
犬の事故でどんな気持ちで生涯過ごすのかを
お伝えするのが私の役目
私と同じ想いをするような事故が起こりませんように