早番といっても30分早く出勤して30分早く退社できるという
リーダー業務がないので日頃関われない入居者の人たちと話せる時間が出来ていい事だ
そう、タイトルにも書いた看取りのおばあさんが昨日の朝亡くなったという話し...
25日におやという事があったので近くに住む娘様に連絡を入れておいた...
今月初めまでは自分の事は何とか出来ていた人だが気持ちがどんどん落ちていた
そこからは早かった...
もともと大腸にガンがあったため余命宣告されていたがそれより1年半は延びていた。
それだけでももうけものだとおばあさんも言っていたことがあった。
寝たきりになったらホント早くて食事も摂らなくなり目も開けることもままならなかった。
そして25日の朝いつものように訪室すると薄目をあけて色々話し出した。
そう、この多弁こそがこの世のお別れの始まり...
お風呂を拒否していたおばあさんだったが...
そのひは手がしびれてイヤなのと言ったのでお風呂に入って暖まろうねと言うと
素直にそうするというではないか...
そして私も心配なので入浴に付き添った。
それはそれは気持ちよさそうに湯船に浸かっていた...
手のしびれもとれたと喜んでくれた。
お茶を数口飲ませていると本当に穏やかな顔で...
ありがとう、ありがとうというおばあさん。
娘様にもしかすると...と話して日勤を終えた。
家族には状態がよくなったように見えていたので信じられない様子で話を聞く...
決して状態がよくなったのではなくて何だろうこういうのって...
そして一晩過ごし昨日の朝10時頃みんなに見守られながら息を引き取ったということだった。
元々肌の白くキレイなおばあさん口紅はお気に入りの真っ赤で送ったと聞いた。
やっと楽になったね...