「ホトトギスくらい漢字で書けるようになりなさい！」って、言われたことがあるお客さんの数は1人かも
続き。
このブログ、2010年9月に毎日一皿ずつ、静岡県東部の究極のラーメン定番30皿を紹介してきました。
どうしても9月30日で終わらせたかった理由があるんですね。
それは王子様のブログに、私の記憶が確かならば「覚悟が決まった」みたいな書き込みがあって、「あ～、近いうちに卒業するんだろうなあ」とか思ってたのが理由。
で、8月の後半のある日、お店に来月の無題の告知が貼ってあったので、「鶏塩そば食べたいんですけど、いつまでやりますか？」と聞いてみた。
正直、木曜の夜限定というのは、私にはかなり予定の立て方がきついのです。
いつまでかわかると、ものすごく心に余裕ができます。
多分3ヶ月くらいかなと思ってました。
すると「とりあえず9月中はやりますよ」との回答。
頭にいろんなことが浮かぶ・・・
「まじっすか！？」
「これだけ自信作のように語られてきたのに、たった一ヶ月なんですか？？」
「もしかして、9月で卒業ってこと・・・？」
妄想壁の過激なラヲタ（だとは思ってないけど）は、早とちりをするわけです。
9月のカレンダーの残像を脳に広げると・・・、おいおい9月の最終日である30日って、9月最後の無題の日じゃないかよと気付く。
で、もしかして9月30日で卒業なのかもと、これまた早とちり。
そしてこれが王子の最高傑作にして、Mどんぶりで送り出すファイナルアンサーなのかもと妄想。
この時ひらめく。
9月1日から30日までかけて、究極の定番ラーメンを紹介しようと。
そして30日に、私にとって生涯最高のラーメンである定番ではないラーメン「めんりすとさんのしろどりフライドガーリック抜き」とともに、9月30日に王子の最高傑作＆最後の無題をライヴでレビューするという離れ業でこの企画をフィニッシュしようと誓うわけです。
だから定番品は絶対に30皿・・・、これは最初から決まってた。
そしてこれに思いついた時、「起承転結ある美しいラーメンレビュー月間になる」とわくわくしたんですね。
最後がいいでしょ。
定番を30皿並べたあとに、イレギュラーだけど最高傑作を紹介し、さらには美味しいか不味いかもわからないまま無題の最終作品をライヴでレビュー。
今考えても、ドキドキしますね。
そもそもラーメンのレビューは、ちょっとやるのが怖かったです。
専門のブログがいっぱいあるしね。
富士宮やきそばとか、吉田のうどんとか、しぞーかおでんの記事はそこそこ存在意義ある内容を落としたつもりですが、ラーメンだとプロレビュアーが多くて存在意義がでないし、そもそもラーメンを料理の最高峰とまで思ってないし、作り方を知らないのでレビューができない部分も。
いまだにゲンコツって何だかわからないしね。
でも、この妄想が、一つ弾みをつけてくれたわけです。
無題がなかったら、あの9月の企画は存在してなかったはずです。
だって9月30日に鶏塩そばと、めんりすとさんのし・お・ど・りフライドガーリック抜きを紹介するための前ふりの30皿だったのです。
で、自分の中では9月に十分やりきったので、しばらくラーメンの休みにしようと思ったんです。
そう書いていたしね。
書ききって、ちょっと怖いラーメンファンの方の視線から逃げようかと（笑）。
しかし・・・ね。
予想もしなかったことが。
続く。