2009/08/24の記事です
マクドナルドのコーヒーSサイズ「100万杯を、0円で」キャンペーンです。
凄いですね。
スタバなどへのダメージも大きいでしょうし、コーヒーを150円に期間限定値下げを行っている(よね?)ミスタードーナッツやケンタッキーフライドチキンの足元をすくうようなこの企画。
一杯当たり60円の原価と考えても、トータル6000万円の赤字。
とはいえ、この内容が全国のネットで報じられる広告効果は凄いものでありましょう。
3000万円で日経新聞に全面広告を出すことを2回分以上の効果があることは明快。
そして他店に負の影響を与え、顧客を取り込むことにもつながり、朝はマックでコーヒーという文化を一人でも多くの人に残すチャンスにもなる。
ドトールの常連さんが、「あれっ、マックのコーヒーでも十分じゃないの?」なんて思って乗り換えてくれたら最高なのでしょう。
とはいえ・・・・。
利益主義の結果の0円と考えずに、ここは度量と思いましょうよ!
今回、私はコーヒーSのみを注文しました。
他のものを頼まなければいけないなんてせこいルールも無いんです。
お一人様一回だけですよと念を押されることもありません。
素晴らしい!
もちろんその味が素晴らしいのは、日本美食学会の過去の記事でも明らかなこと。
程よいローストの香ばしさと苦味が、価格を超えた貫禄を見せます。
0円で少し豆のレベル落としたかもなんて不安は解消されました。
むしろ曇った感じが払拭されて、後味までクリアに味が展開するようになった気さえするほど。
この時期に輸入している豆のコンディションは良いですよ。
安価なものに切り替えたなどということはなさそうです。
偉いぞマック!
この企画、これからもスターバックスなどのイベントなどに時々ぶつけてきそうな気が・・・。