ポテトチップス概論? カルビーと湖池屋の2大ブランド比較第2戦うすしお | 御殿場高原ブログ ~禁煙に失敗したら即閉鎖することを約束させられたブログ~

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うすしおタイプについて、カルビーと湖池屋を比較しましょう。ここまでの対戦成績はカルビーの1勝です。湖池屋はここで負けると終わりです。何とか頑張ってもらいたいところです。

(ちなみにポテトチップスにとって、もっともベースの味をいかせるのがうすしおタイプです。カルビーのベースに高評価を与えた私が、このうすしおを評価するというのも・・・ねえ。何だか結果が見えているような・・・。)

さてさて使われている塩ですが、これは両者ともこだわりがあるようです(私には塩そのものはカルビーの方に高級感を覚えますけどね)。しかし風味はそれぞれ異なるものであります。湖池屋の方がより味そのものが強く、荒々しいものです。しょっぱいというよりも、やや辛味を感じるタイプの味付けで、英語で言うならソルティー&ホノカニスパイシーってことでしょうか?

一方でカルビーはマイルドソルティーであります。塩によってよりベースのジャガイモの甘味が増して感じられるという、スイカ効果が用いられています。少量をピリッと入れるっていうのが憎いところです。

ですから、塩味のための塩の味付けをしている湖池屋に対して、ジャガイモの旨みを浮き上がらせるために塩を入れるカルビーの違いといえるでしょう。私はカルビーの狙いどころの素晴らしさを感じますし、こういう細かな差がカルビーのポテトチップスの値段の高さに繋がるのでしょうか?

しかしどちらのうすしお味がより美味しいかという根本的な問題においては、実際のところ大きな差は感じません。ベースではあれだけ大きく差をつけたカルビーが、うすしおの味付けをしてしまうと差が少なくなっているというのはどういうわけでしょうか?

(「ベースの味の比較を、うすしお味でなければ、何味で行ったんだよ?」という突っ込みは無しですよw)

湖池屋のポテトチップスのうすしおには、何か秘密があるのでしょうか?
これは私が考えるに、ベースとうすしおの味の両方とも風味が浮き上がらないという、本来ならば湖池屋にとっては不本意な結果が偶然バランスよく協調し「これはこれで雰囲気出ているよね?」ということになったからに他なりません。

味付けに辛味が感じられる男らしさと、風味の無愛想な感じがなんだかとてもバランスが良いのです。お酒に合わせる際には、ジャガイモの甘さが浮き上がるようなものより、浮遊感を抑えビシッとコクと塩辛さを出した湖池屋タイプの方が相手を選ばず、お酒も美味しいのです。

というわけでカルビーの方が美味しいとは思いますが、湖池屋の健闘を評価して引き分けといたします。これでカルビーの1勝1分けです。よくぞ踏みとどまったぞ湖池屋という感じでしょうかね。