チョコレート駄菓子アジアシリーズ第３戦。明治とロッテ、今回勝利した方がチョコレート駄菓子業界の頂点となります。駄菓子に強いロッテは是非勝ちたいところでしょうね。
今回は最終戦に相応しく、ケーキタイプのちょっと豪華なチョコレート駄菓子対決です。
ロッテはパイ生地の再現が嬉しい匠の製造技術が光るパイの実です。明治はシュークリームを再現したポポロンであります。両者ともロングセラーの知名度抜群の商品で対決であります。
まず明治のポポロンですが、シュー生地の風味がはっきりと伝わる再現力にニヤリとさせられます。しかし口どけが優しすぎるチョコレートはシューの肉質にマッチせず、甘すぎる上に、味そのものの主張が強くなっています。シュー生地の味はなかなか良いのです。ビターな風味もありますし、繊細な魅力も持っています。それだけにその全てを台無しにするようなでしゃばったチョコレートが実に不満です。
食べた印象はロッテか森永の商品というイメージで、バランスに長ける明治の製品とは思えませんね。・・・なんていうとロッテや森永に失礼ですけど。
逆にパイの実はブルボンやナビスコの商品の印象ですね。生地へのこだわりが感じられます。
そのパイの実ですが、サクサクとしたパイ生地が実に心地よく感じられます。改めて食べてみると、これはなかなかの名作ですね。チョコレートは風味の弱い薄い板チョコが少しだけ入っているという感じで、これでもチョコレートメーカーの商品かと突っ込みたくもなりますが、何個も食べているとこれが程よいバランスなのです。チョコレートがくどくならないように量を減らす器用さがロッテらしくありませんね（笑）。
というわけで最終決戦はロッテの勝利であります。
チョコレート駄菓子は明治よりもロッテの方が美味しいですよ。
ただし最優秀選手には明治のプッカを満場一致で選出させていただきます。