ガトーフェスタハラダのグーテ・デ・ロワ | 御殿場高原ブログ ~禁煙に失敗したら即閉鎖することを約束させられたブログ~

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御殿場高原の中心で富士山メシをサケぶョ。でも転勤したらブログは終了だけどね。


チョコラスクを悪く言ってしまったのですが、こちらはシンプルなラスクの作品です。
「グーテ・デ・ロワ」

>フランスでは、お茶会のことを「グーテ・デ・ロワ」(王様のおやつ)といい、ぜいたくで楽しいこととされています。保存料を一切用いないフランスパンは「小麦の味を賞味するもの」といわれるほど芳ばしい香りの美味しさです。長い食文化の歴史が無言の内に感じられるパリパリとした表皮と気孔を特徴とするフランスパンより作った「グーテ・デ・ロワ」のフランス食文化の香りを心ゆくまでお楽しみください。

とのことです。
すっかり忘れていましたが、1ヶ月ほど前に手土産で頂いて食べたものがこれでした。
家族に言われて、へーっ、そうだったんだあというわけです。

正直言いますと、私はこれだけ食べることが好きなので、美味しいものを食べればそのことを記憶しているわけです。そのような意味では記憶に値しなかったということにもなり、申し訳なく思いますが、それでも改めて記憶をたどると、甘いけどサクサクして美味しかったねという印象はあります。

違う違う!

何だか優れた作品に対して、悪口書いてしまったことを反省してフォローするつもりだったのに、これじゃあ逆効果!

いやいや美味しかったんですよ。安定感のある味で、サクサクしていて、バラツキなく、バターも良質で、甘味から逃げていないんです。欠点なんて感じられないラスクだったんです。

あー、でも書かせて!

パンが好きな人間としては思うのです。個別包装の豪華さは素晴らしいのですが、そもそもパンって、個別にパックされちゃって良いものなのでしょうか?

最高のパンは袋入りで作れるものなのか???

パンは袋に入れたら窒息しちゃうんですよ。
生き物ですから。
このお店のラスクを、自宅でトーストしなおして食べる人なんていないでしょ?
だからこのパンは死んでしまっているんです。

もちろんパン屋のラスクも、大抵複数個を袋入りでありますが、美味しいお店は紙袋だったり、測り売りだったりして、窒息しないようにしています。

ワインで言えば、スクリューキャップのワインと少しは呼吸できるコルク栓のワイン・・・、いやそれの10倍以上の差はあるのですよ、パンの場合はね。

というわけで個別包装のパンは、そんなに美味しいものにはならないと信じていますし、だからこそ山崎製パンはどれだけ頑張ってもミスタードーナッツより美味しいドーナツは作ることができないし、冷凍の生地を仕入れて焼くだけのパン屋にすら勝つことが難しいいのです。

そう考えてみると、このラスクはそのハンデをもろともしない美味しさ!
それは素晴らしい!
でも最高のパン屋さんで籠に入れて計り売りされる、香り豊かなラスクでさえも、所詮はラスクと積極的な購入はしたためしがない私です。
このラスクに新幹線代は使えないなあ・・・。