ポテトチップスといえばやっぱりカルビーが最高峰だと思うのは私だけではないと思うのですが、ではカルビーのポテトチップスの中で最高峰といえるものは何だろうかと考えてみます。
私はオリジナルポテトチップスのうすしおが一番好きではありますが、それでもギザギザ路線の方が、客出しには値するかなあとも思うわけです。ではギザギザの最高峰はどれかと考えると、紛らわしいことに２ブランドが対立しているのです。
一つは期間限定、新ジャガに拘るアラポテトうすしお。
もう一つは高級路線のポテリッチこだわりの塩。
値段はどっちもどっちですが、じゃあどちらが美味いのか？
これは比較する価値ありです。
まずポテリッチですが、塩の味がシャープで明確です。流石はおフランスのお塩であります。しかしよーく味わうと意外と和風テイスト。柚子胡椒のような渋みのある味や梅塩昆布みたいなお菓子の味が含まれているように感じます。少々化学調味料的な舌先ピリリ感がありますね。口当たりから塩味が明確ながら、後味にも塩の味がふわっと浮き上がり、マイルドな味との触れ込みに反してなかなかの引き締めテイスト系。温かみとか優しさは感じません。
一方でアラポテトの方は素材に拘る路線でありますから、優しい塩味にポテトの甘味が浮き上がり、おいもっていいなあという味わい。工場の差かもしれませんがリッチポテトに比べて品質のばらつきも少ないように感じますし、安心して食べられます。体にやさしそうな気がするのは間違いなくアラポテトでありましょう。
こうして考えてみると、意外と２つの間には路線の違いがあるようです。見た目にはほとんど区別がつきませんが、設計開発担当者の思いは別のところにあったと思われます。
じゃあどちらが美味いかって？
私としてはアラポテトを美味しいと評価します。
しかしジャガイモの甘味ってのは意外と飲み物に合わせにくい。
ポテリッチの方が、お酒にもコーヒーにも合わせやすいとは思うのです。
「だからさあ、やっぱりさあ、シチュエーションごとに食べ分けるさあ」と無難なオチで今回は逃げることにしました。
すいません・・・。