2022.10.19の夢

 

菜花の束に見とれる

 

 

私は広いフロアで

手作業をしている。

 

シールを貼る単純作業なのだが

私が居る数人のグループの中で

一番下手でスピードが遅い。

 

このフロアには他にも

何十人かの人たちがいて

合宿しているようだ。

 

クローバー

 

昼食の時間が近くなる。

 

私は居たフロアを抜け出し

ポリ袋に入った

茹でたブロッコリーを持って

調理室へ向かう。

 

きれいな青々とした色に

茹っているので

昼食の付け合わせとして

色どりに使ってもらおうと思う。

 

ここでの手作業では私は

あまり役に立っていないから

これで埋め合わせできるかも

と思っている。

 

 

 

クローバー

 

調理室の前に差しかかると

 

小柄な男性が

とても大きな緑色の

花束のようなものを抱えて

入り口まで歩いてくる。

 

淡い緑の束の美しさに

目を奪われ

じっと見る。

 

畑で摘んできたばかりの

菜花の芽のようだ。

 

私は思わず

 

「あ、これ要らないですね」と

 

手に持っているブロッコリーを

見て言う。

 

男性は私に目も向けず

足早に調理室に入っていき

 

「要らないから」

 

と言う。

 

私は

 

「せっかく持ってきたのだから

少しは使ってくれてもいいのに」

 

と思う。

 

しゅんとしながら

みんながいるフロアへ

戻っていく。

 

 

クローバー クローバー クローバー

 

 

この夢から目覚めたときは

 

大きな緑の束の美しさが

目に焼き付き

 

頬をはたかれたような

衝撃を受けていました。

 

この夢を聞いてくれた友達が

詩人 茨木のりこさんの

「自分の感受性ぐらい」

という詩を思い出したと

言っていましたが

 

まさに

あの詩を初めて読んだときの

衝撃に近かったと思います。

 

(引用はしないけれど

探して読んでみてくださいね)

 

ピンク薔薇

 

作業場で一日中

働く人たちのために

 

美しい菜花を

畑から刈ってきて

瑞々しいうちにさっと調理し

 

それを

昼食の一品として

食べてもらいたいという

男性の感受性、美意識。

 

自分の後ろめたさを

少しばかりの

綺麗なブロッコリーで

埋め合わせようとした私。

 

もしこの時

ブロッコリーを使ってくれても

私の内側では

後ろめたさは消えないだろう。

 

ごまかしたことは

自らが知っている。

 

この男性は誇りを持って

調理人をしていて

自分の美意識を

表現しようとしている。

 

不得手なことを続けて

後れを取る後ろめたさを

何かでごまかす生き方を

するのではなくて

 

私も彼のように

自分が「これが美しい」

と思うものを創る舞台に

自分自身を居させたい

と思いました。

 

ピンク薔薇

 

この夢は

今年のハロウィンの

10日前ぐらいに見た夢なので

 

まだメインのドレスが

決まっていなくて

内心パニクっていた時期です。

 

調理場というのは

この夢では

自分が表現したいもの

提供したいものを

創る場かなと思います。

 

この夢の男性に

「正気に戻れ 妥協するな」と

横っ面はたかれました。

 

それから

夢に良さげな食べ物が

出てきたときには

 

それに今の自分に必要な

滋養があるので

 

その時はすぐに

ブロッコリーを

(菜花は時期でないので)

食べました♪

 

 

 

美和子

 

 

 

 

 

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