明るそうな映画だな。そう思って観に行った

「九十歳。何がめでたい」

 

90歳で主演の草笛光子さんの熱演

唐沢寿明さんが頑固なダメおっさんの悲哀まで演じて切って

さすがすぎます!

笑って、泣けて、とっても面白い映画で、

大ヒットしているのも納得です

 

昨年100歳を迎えた小説家「佐藤愛子」さんのエッセイを映画化

 

佐藤愛子さんのシャキシャキしたお人柄と

ユーモアあふれる生き様にも惹かれます

 

印象的なシーン

子どもの声がうるさいと感じるかどうかの価値観について

佐藤愛子さんのお考えが描かれていました

 

子どもの声がうるさい、騒音だ!という考え方をバッサリ

 

そういう音が聞こえることは人が動いていること

日常が動いているということは平和であるということと

 

終戦直後を知る佐藤愛子さんは何もなかった日本が

動き出し

日常ができ

音が聞こえて来た

 

それは平和の証であると...

 

 

短いシーンでしたが、心を鷲掴みにされました

 

 

関わり合いを避け

ネットの世界や匿名なら強く他人を攻撃する現代...

自分が嫌なものは悪で、除外しようとする

いびつですよね

 

「ない」からこそ助け合ったり

明るい明日を夢見たり...できる

 

 

コミカルな映画なのに、しっかりと、

この国で戦争があったこと、

日常の「ある」に溺れすぎないよう

心の持ち方を見直すことができました

 

観てよかった

 

もう終わっちゃうかな〜

両親に映画チケットを送りたくなりました