おっぱいには流行があります!

谷間、シャープなバスト、目立たないバストなどなど。流行のボディシルエットを意識して、それを銘打ったブラジャーを購入した経験、ありませんか?

 

 

日本での下着の流行は2つの発信源より成っていると思います。

一つは海外のランジェリー展示会のショーで発表されたもの。それは色やデザイン主流で、パリのランジェリー展で発表されたものが世界に広がっている傾向があります。そして、もう一つは国内メーカーが女性たちのハートをキャッチして仕掛けてくるもの。こちらはボディシルエットを謳うもので、女性たちのシルエットに直結していくというわけです。

 

今年のバストの流行はズバリ「まる」です。まんまるバストというワードをよく聞くと思いませんか?

 

 

ま〜るいバストは女性らしく、バストシルエットがまるいだけで優しいという印象を与えれくれます。一方、とんがったシルエットのバストですとデキる女のような、ちょっとクールな印象となります。

 

バストメイクはブラジャーによって変幻自在です。自分のバストなのに、着用するブラジャーによってシルエットは変わります。それは、ブラジャーの構造による副産物!その仕組みをマスターすれば、なりたいバストになることはたやすいのです。

 

まるいバストを造形してくれる実力派はズバリ「横ハギブラ」です。

下着は裏を見よ!と常日頃、声高に申しておりますが、それはそこに補正の仕掛けがなされていることが多いからです。

 

 

↑横ハギというのはこのようにカップ内のハギ合わせ(縫い目)が横に向かっているタイプのこと。

ちなみに縦ハギ↓とは、ストラップの付け根に向かって縦に縫い目が伸びているタイプを指します。

 

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バストはやわらかいのでカップの中に入り込む際に、カップ内の仕掛けにいざなわれ、形が決まります。縦ハギの場合はバストを斜めに立体化させるので、鋭角化します。シャープな印象のバストメイクが叶います。

 

一方、横ハギの場合は虹のようにま〜るくバストを包むので、優しい印象のまるいバストが造形できます。

更に、横ハギのカップ下が2枚布で作られているパターン!

専門的には「横ハギの3枚ハギ」と言うのですが、これは本当にまんまるバストになります。

 

 

カップ内にまるでアルファベットの「T」のように縫い目があります。

パッドインされていますが、パッド自体にも縫い目があります。カップをTのように3枚で縫い合わせているもの、これが3枚ハギです。まるいおにぎりに綺麗に海苔を貼り付けるとしたら、海苔は数枚に切って添わせますよね。それと理屈は同じです!

 

更にこのブラジャーは手前に当て布をつけて、下がりバストも持ち上げてくれる機能付き。最近発売のブラの中で最も気に入ったブラジャーです!

 

トリンプ  妖精のブラ

 

薄着の季節となってきて、ボディラインへの意識がますます高まってきます。今年の旬な「まんまるバスト」を目指したい時は横ハギブラを着用してみてくださいね。

 

日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー

下着美容研究家 湯浅 美和子