バージスラインという言葉をご存じですか?

バージスラインとはバストの底辺の周径!そして、実は、何を隠そう、バストはこのバージスラインから崩れてくるのです。崩れるということは、つまり、バストが老化するということです。

 

1000人のおっぱいを触ったフリーアナウンサーこと下着美容研究家、湯浅美和子です。今日はバストのアンチエイジングのためにも知っておくべき下着美容について書かせていただきますね。

 

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顔の場合、シワができやすいのは目尻や口の周り。そんなふうに、デリケートな部分を知り、そこをケアすることでエイジング(老化)を遅らせることができます。バストも同じように、エイジングシステムを知る事で、老化予防をすることができるのです。

 

バストの中で一番デリケートな部分はバージスライン!一番最初に脂肪がつき、輪郭が曖昧になっていきます。いつまでも美しいバストをキープしたいのなら、まず、このバージスラインがくずれないように心掛けることが重要です。

 

そのためには、バージスラインを支える役目を果たすワイヤー部分を意識することです。何よりも、自分のバージスラインに合うワイヤーのブラジャーを選ぶことが大切なのです。

 

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ちなみにこのワイヤーの写真ですが、向かって右側が洗濯機洗いしたブラジャーのワイヤー。向かって左が健全なワイヤーです。ゆがんだワイヤーのブラジャーを着用することもバストの老化を速めることになってしまいます。そこも抑えつつ、読み進んでくださいますと嬉しいです。

 

健全なワイヤーが入っているブラジャーを着用したという前提で話しを進めますね。

ブラ着にてチェック!つけているブラジャーのワイヤーの中にバストが収まっていますか?ゆるすぎたり、きつすぎたりしていませんか?ワイヤーからつなげて線を書くように円をえがいた場合、バストの円周がきれいな正円になっているでしょうか?

 

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ブラジャーをつけた時、正しい円になるワイヤーのものをつけることがバージスラインを保つ秘訣です。ゆるすぎれば、バストは左右へ流れ、垂れていきます。きつすぎれば、ワイヤーがバストの膨らみ部分を圧迫し、バストの脂肪を分裂させる恐れがあります。どちらにしても、合わないワイヤーのブラジャーをつけることはバージスラインを崩すことに直結します。

 

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これはバージスメジャーと言って、バスト下の幅や長さを測定するものです。ワコールデューブルベというセミオーダーブランドへ行くと測ってくれます。自身のバージスサイズを知ることも美乳キープにおいて大切なことですのでおすすめです。

 

さて、今度はヌードの状態での身体検査です。ノーブラの状態で、今の自分のバストをチェックしてみましょう。

正しいバストはお椀型で円周も正円のはずなのですが、いかがですか?

25才以上の女性でしたら、たぶん、左右に少しだけ垂れた、やや楕円に近いバストになっている人が多いと思います。バストの老化は20代で既に始まっているので、これは当然のことなのです。

 

バストは、膨らみ始めてから、だいたい19才くらいに成長が安定します。日本人の女性の成長を平均すると、この頃のバストは誰でもきれいなお椀型です。ところが、その後、バストは知らず知ら崩れ始め、正円ではなくなってきてしまいます。20代前半からバストの老化が始まるなんて信じられないかもしれませんが、それは事実なのです。本当は20代前半からワイヤーがきちんと合ったブラジャー選びをしておけば、確実にエイジングを遅らせることができるんですけどね。

 

とはいえ、今日のバストが貴女のこれからの人生の中で一番若いバストです。仮に楕円になっていても、ブラジャーをした状態で正円になるように、ワイヤーフィットしたブラジャーを選びましょう。ワイヤーの合うブラジャーを選ぶということはバージスラインを崩さないことにもつながります。つまり、バストの老化予防になるのです。

 

最近ではノンワイヤーブラも人気ですが、バージスラインを補整する機能のあるものとないもの(ワイヤー部分に何も入っていなもの)2パターンあることを知っておきましょう。補正機能のあるノンワイヤーブラは、線のワイヤーでなく面の素材がワイヤー位置にセットさせています。バストアップに関しては貢献してくれますが、従来のワイヤーのように胴とバスト下の境界線になるかという点では少しだけ劣るかもしれません。

 

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従来のワイヤーに対して「当たりが痛い」という方々の苦痛を改善しいてくれた優秀アイテムで、私もこの手のタイプのノンワイヤーブラは愛用しています。但し、バージスラインへの意識は常に忘れずいます。使い分けが大切というわけですね。

 

日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー

下着美容研究家、湯浅 美和子