1000人のおっぱいを触ったフリーアナウンサーこと下着美容研究家 湯浅美和子です。下着美容研究家というだけでたくさんの女性のバストタッチをしておりまして恐縮です。でも、皆さん、今よりももっとよくなりたい、綺麗になりたいとポジティブで率先してお胸を差し出してくださいます(笑)。今、この文章を読んでくださっている貴女もご興味あってタイミングが合致しましたら、ブラジャーパトロールさせてくださいね~。

 

 

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さて、今日はブラジャーのお悩み解決いたします。私がブラジャーパトロールをさせていただいた際、ほぼ全員と言っていいほど正しい知識を知らないストラップについて書かせていただきます。ストラップがズレたり、くい込んだりする人は特に参考にしてくださいましたら嬉しいです。

 

ブラ着歴、何年かはちがえども、うっかり、ストラップがずり落ちてしまったという経験があるという人も多いのでは?

 

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本来、ブラジャーとはストラップがなくてもジャストフィットしていることが大切です。ストラップはあくまでも添え木のような存在で、土台とカップで造形したバストを「より安定させるための保険」なのです。

ストラップの保険機能を生かすには、まず、その他のパーツを身体にフィットさせることが肝心です。合うものを選ばないとストラップがずり落ちる原因になりますので気をつけましょう。

例えば、身体よりカップサイズが小さい場合です。バストがカップに入り切らないと、カップが脇に引っ張られてストラップも両サイドに流れてしまいます。更に、ブラジャーのアンダーサイズが身体よりも大きかったり、ワイヤーが広すぎてもダメです!ストラップの位置が両サイド寄りになってしまうので、肩のカーブに添うようにずり落ちてしまうことがあります。身体とぴったり合う下着を身に着けることは本当に大切なんですね。

また、サイズのミスマッチのみならず、ストラップ自体にもずり落ちの原因があります。ストラップがゆるすぎると、当然、左右にずり落ちます。

 

適度な長さ調整が大切ですが、きつすぎてもいけません。ストラップでバストを持ち上げようとして、出来るだけ短めに設定しまうことは究極のタブーです。と、えらそうに書いたものの、実は私も以前はそうしておりました...。下垂防止のためにと、ストラップを短めに調整してバストを持ち上げていたのです。でも、これは大きな間違いでした。

 

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ストラップは適度な伸縮性を持ち合わせているものの、きつくしてしまうと身体にくい込んでしまいます。くい込みは皮膚に摩擦が生じてしまうのでお肌を傷めてしまいますし、血管や脂肪を圧迫し、行く末は色素沈着や脂肪分裂となる恐れもあります。

 

今、自分の肩を見てください。ブラジャーが当たる位置が黒ずんだり、青紫になっていたら要注意です。ストラップ調整がきつい可能性がありますので、ゆるめましょう。ちょうど、ストラップとお肌の間に親指を入れて、親指を肌に添わせながら自由に上下に移動出来るぐらいの長さが適しています。

 

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以上、ストラップによるズレやくい込みの原因を取り上げてみました。この点を見直してもストラップトラブルが改善されない場合、体型や体質が関係している可能性があります。

 

例えば、なで肩の人はストラップがずり落ちやすいでしょうし、肉質がやわらかい人はストラップがくい込みやすいものです。

でも、私は特殊だからとあきらめないでください。ストラップの皮膚側の生地を滑りにくい素材に工夫しているものもありますし、肩への圧を軽減出来る伸縮性を備えた幅広のストラップもあります。身体思いに研究されたブラジャーもありますので、自分の体型や体質に合うものを探してみると良いですよ。

 

冒頭でストラップは保険のようなものと書きましたが、あることで「より美しいバストを造形するお手伝い」がなされるのも事実です。ストラップが正しく使用されることで、美しく正円に整ったバストをキープ出来ます。安定と安心のためにも、ストラップトラブルは見逃さないことですね。

 

日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー

下着美容研究家 湯浅 美和子