1000人のおっぱいを触ったフリーアナウンサーこと下着美容研究家 湯浅美和子ですベル

 

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田中みな実さんがインスタグラムで私の事を下着師匠と書いてくださったおかげで一気にアクセス数が増え、感激と共に恐縮です。昨晩、田中さんに御礼の連絡をしたところ、なんとも謙虚なお返事をいただきました。相変わらずのピュアな姿勢に脱帽ですラブラブ

私は自分が下着の恩恵によってダイエットと無縁になったり、エイジング速度軽減できた喜びをたくさんの方々と共有したいと思って下着美容研究家の活動をしております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

田中みな実さんといえば女優としてもご活躍でさまざまな役にトライなさっていますよね。ドラマ「ルパンの娘」ではガーターベルト着用姿も披露。前回、田中さんのラジオ番組「あったかタイム(TBSラジオ毎週土曜18:30~OA)」に私が出演させていただいた時もそのトークで盛り上がりました。クリスマスもやってきますし、ガーターベルト、意識してみてはいかがでしょうか。実はガーターベルトは高尚な下着なのですよキラキラ

 

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大和撫子の心にガーターベルトという下着は響かないでしょうか?下着メーカーは各社とも毎シーズン新作を発表しているのにも関わらず、日本の女性でガーターベルトの着用経験者は少ない気がします。

そういう私もランジェリーの世界を学ばなければ、一生ガーターベルトとは無縁だったかもしれません。セクシーなイメージの下着をつけることは破廉恥すぎて、自分とは別世界のアイテムとさえ思っていました。

 

ところが、今の私は時々ガーターベルトを身に着けます。初めてつけたのはパーソナリティーを務めていたラジオのお仕事でガーターベルトの歴史を取り上げたことがきっかけでした。恐る恐る着用したのですが、先入観や思い込みで敬遠していた時間が惜しいと思うくらいすぐに気に入りました。

 

その理由は幾つかあります。

決定打のひとつはスタイルアップです。ガーターベルトはベルト部に引き上げられるストッキングで脚が細くなり、腰回りもしゃきっとして姿勢が整うのでスタイルがよく見えます。プロポーションのよさが決め手となるドレススタイルのインナーにガーターベルトが組み込まれているのはそのためです。レースタイプが多いので誤解しやすいのですが、ガーターベルトは装飾下着ではなく「スタイルを整える機能下着」です。その証拠にガーターベルトは下着のカテゴリーでは体型を整えるファンデーション(ブラジャーやガードル、ウエストニッパーなどを含む補整下着)に属します。

 

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着け心地もよく、特に夏は涼しく快適です。冬はデイリーでは寒いので私はあまり身に着けませんが、パーティーの時はドレスの下につけると本物の女性になれたようなラグジュアリー感に浸れます。デザインもセクシーなタイプだけではなくナチュラルテイストもあるので好みで選べます。どんなデザインのものを選んでも心に特殊な感情がわき上がってくるのは、ガーターベルトならではの栄華性でしょう。大人の女性のエレガントとでも言いますか、血液がフェミニンモードになっていくような感覚が届くのです。セクシー過ぎると敬遠していた女性も身に着ければたちまち酔いしれる美の魔力!その背景にはそもそもガーターベルトが高尚なアイテムだという素性が隠されています。

 

ブライダルドレスの下に欠かせないガーターベルトをいやがる花嫁さんもいるようですが、この事実を知ると「ガーターベルト=エロス」というイメージは消えるはずです。

 

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イギリスでは最高峰の勲章を「ガーター勲章」と言います。外国人として日本からは明治天皇が初めてこの勲章に輝きましたが、それは世界的にも測り知れなく名誉なことなのです。

英国最高勲章の名がなぜガーターなのか、不思議ですか?

 

時は中世、百日戦争で有名な当時の国王エドワード3世の美しくもあたたかな行動によってガーター勲章は生まれました。当時、ガーターベルトのルーツとなるアイテムをドレスの中の靴下留めとして使っていました。ある舞踏会でソールズベリ伯爵夫人が踊っていたところ、ガーターが落ちるというハプニングが!今で言えばショーツやブラジャーが落ちてしまったようなものですから大変です。

周囲の人々は途端にひそひそと....。そんな中、エドワード3世は「思い邪なる者に災いあれ」と言い放ち、床からガーターを拾い自分の足に結んだのです。他人を悪く言う人は恥を知れと勇敢に夫人を守った、その騎士(ナイト)精神を汲んで英国最高勲章をガーター勲章と呼ぶようになったのです。つまり、英国でのガーターは権威ある立派なものなのです。

 

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また、ヨーロッパでのブライダルシーンではガーターリングを投げるガータートスという儀式も有名です。花嫁がつけていたガーターリング(ガーターベルトカバー)を花婿が独身男性に向かって後ろ向きで投げるのです。ブーケトスのガーター版です。受け取った男性は次に結婚できると言われています。

女性用の下着を男性に渡すなんて信じられないかもしれませんが、西暦を遥か昔に辿っていくと、男性の方がガーターに馴染みがあるのです。ストッキング(靴下)はもともとは男性のもので、それを留めるガーター(靴下留め)も男性の必須アイテムだったのです。

ガーターベルトは神聖で権威あり、勇敢で高貴な人が身に着ける高尚なものなのです。サイドストーリーを知ると、ガーターベルトが似合う人になりたいと思いませんか?

 

日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー

下着美容研究家 湯浅 美和子