１０００人のおっぱいを触ったアナウンサーこと、下着美容研究家 湯浅美和子です
私は下着美容のおかげで２０代の時よりも４０代の今の方がプロポーションが整いました。
それは、ブラジャーやガードル、ウエストニッパー等のファンデーションガーメント（補正機能のある下着）を正しく選び、愛用し続けたおかげです。美尻ブームですがガードルはヒップアップのみならず下半身カバーの救世主！最近ではデザインも優雅になってきていますし、愛用しやすくなってきたのではないでしょうか？
スタイルアップアイテムだとわかっていても、実際に購入するとなるとどれを選べばわからない。そんなお悩みをよく聞きます。
ガードル選びで大切なことは、「満足できる補整機能」と「はき心地のよさ」のバランスをとることです。このどちらかが際立っても納得はできず、双方のバランスがとれてこそ、ガードルはスタイル美人アイテムとなってくれるのです。
はき心地は、試着して、数回、屈伸運動をした時に動きやすいかどうかがバロメーターになります。
一方、補整機能は一言では言えない程、細部まで工夫がなされています。その仕組みがわかってしまえば、ガードルを手にした時にどんなことをしてくれるものなのか読み取る事ができます。
体型や肉質によって個人差もありますので、最終的には試着した時のシルエットがよいことも決定ポイントとなります。身に着ける前にガードルの補整メカニズムがわかっているととても便利ですので、是非、修得してください。
ガードルの補整機能のバリエーションは幅広く、一般的に「素材のパワー」「パターン（長さや形など）」「福資材（あて布）やボーンの使い方」によって決まります。
今回は「素材のパワー」に着目！その強弱を読み取れるようになりましょう。
ガードルは基本的に伸び縮みするストレッチ素材を使用しています。ガードルは体型補整を目的とするため、まるで皮膚のように身体にぴったりしていなくてはなりません。私達は常に動くので、身体の動きに対応できるよう「伸びる、縮む」という素材が必要不可欠となるのです。
この、伸びて戻る伸縮力を「パワー」と言うのですが、パワーの強い素材の方が造形性は高くなります。
専門的な話しをすると、そのキーマンは「ポリウレタン糸」です。ポリウレタンはゴムよりも伸縮性が大きく、復元力も優れている、とっても軽い弾性繊維です。このポリウレタン糸を他の繊維で包み込み、交編することで、パワーネット、もしくはトリスキン等のストレッチ素材が完成します。ストレッチ素材の伸びる力をストレッチパワー、戻る力をストレッチバックパワーと言い、伸びて戻る強度でパワーが決まります。ポリウレタン糸の太さや交編の方法によって様々なタイプのパワーを生み出す事が出来るので、ガードルは、パワーを変化させることで補整力を調整しているのです。
パワーのランクの強い方から順に、ハードタイプ、ミディアムタイプ、ソフトタイプと呼びます。
ガードルを買う時、お店の人の了承を得て、一度、そのパワー度合いを確かめてみることをおすすめします。縦、横、そして、ななめに伸ばしてみるのです。
厳密に言うと特徴は細分化されているのですが、難しい事はさておき、引っぱりづらいものはパワーが強いハードタイプ、す～っと伸びるものはソフトタイプ、その中間がミディアムタイプという理解でよいと思います。硬いものがハードタイプ、やわらかいものがソフトタイプ、その中間がミディアムタイプという判断でも概ねまちがいではありません。
要は、ガードルの主要素材にパワーの差があるということを知った上でガードルをチョイスするということが大切なのです。
ハードタイプの方が補整力はありますが、ガードル初心者には抵抗があるかもしれないので、まずは、ミディアムかソフトから挑戦してみるのもよいでしょう。今月発売したばかりのトリンプの美トレヒップはビギナーの方でもすんなりと馴染むソフト素材ですのでおすすめです
また、月経時や旅行へ行く時はソフトタイプ、コンサバティブにキメたい日やボディラインが目立つアウターの時はハードタイプという使い分けもおすすめです！私はハードタイプは１サイズ上のものも購入し、身体のコンディションやお洋服に応じて使い分けてもいます。ガードルは使い続けることでボディが形状記憶されていきますし、エイジング速度もダウンさせることが可能です。美ボディ目指して、一緒にガードル通になりませんか？
日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー
下着美容研究家 湯浅美和子