アナウンサーで下着美容研究家の湯浅美和子です。

 

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ストッキングにも夏用があるのをご存じでしょうか?

ベージュで薄手のストッキングは一年中売られていますが、季節ごとに機能が変わります。サマーストッキングは夏機能満載!素足ブームに反発するわけではありませんが、長い目で見ると「ストッキング愛用者」と「素足派」では美脚年齢の寿命に差が出ると思っています。特に日本のストッキングは高品質ですので、海外の友人にもお土産に買ってきて欲しいと頻繁にリクエストされます。伝線しづらい上、洗っても丈夫で、何と言っても疲れないと言われます。

 

私もストッキングは大好きです。肌色や質感も優れ、素足よりも素足らしい美しさが出せるのも、ストッキングの魅力ではないでしょうか。少し濃いベージュを選ぶと脚がほっそり見えるので、スーツの時は特に美脚になる色を意識してストッキングを選んでいます。

 

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色の錯覚だけではなく、ストッキングは身に着けるだけで素足よりも確実に脚が細くなります。季節に関係なく、ストッキングが持ち合わせている引き締め機能は脚をきれいに見せます。更に、むくみを軽減させる効果もあるのです。サポートするパワーを足首やふくらはぎ、太ももなどの部位に応じて変化させているものもありますし、そうではないタイプでも下から上へ持ち上げるようにはくことで、脚をシェイプアップさせる効果が見込めます。

美脚の演出には欠かせないストッキングですが、シーズン毎に発売される季節機能を理解すると、より一層その効果を生かしながら身に着けることができます

 

では、サマーストッキングの特徴へと参りましょうか。

夏機能として一番おすすめなのがUVケア、日焼け対策です。サマーストッキングはそれ自体にUV加工がなされているので、紫外線から脚を守ってくれるのです。ナノプロテクト加工による最強UVカットのものもあるので、脚の日焼け予防はストッキング1枚でOKというわけです。

素足の時も紫外線には気をつけてUVカットのクリームを塗っているかもしれませんが、かかとや脚の甲、指先までもしっかりとケアしているでしょうか?仮に露出部分すべてをケアして外出したとしても、数時間後にまた塗り直すのは面倒です。クリームの力が衰えた頃に太陽直下!なんてことがないとも言い切れません。浴びた紫外線は数年後のシミの原因ともなりますし、日焼けはお肌を乾燥させるので潤いも奪います。脚は顔と違って全体を美白パックするのも大変なので、アフターケアよりも焼かないように気をつけることが大切です。そう考えると素足はリスキーですよね。

 

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その点、効果が衰えることのないストッキングは、はいているだけで紫外線を気にしないでUVケアができるので便利です。ストッキングは美肌のための必須アイテムなのです。

 

次いで、サマーストッキングの高機能は消臭効果です。銀イオン加工などを施すことで臭いを防いだり、太陽光が当たることで悪臭や細菌を分解する光触媒加工を加えたり、抗菌・防臭対策も対応しています。つまり、デオドラント効果もあるというわけです。

それだけではなく、ミュールやサンダルでも違和感なく歩けるように脚の裏に滑り止めがついていたり、腰回りのマチ部分が通気性に優れるようメッシュ加工をしていたり、夏仕様に計算されつくしています。そして、エアコンが効いた室内では、冷え対策にも。冷えの蓄積は女性には大敵ですからね。

 

夏こそサマーストッキングを!はくだけで、輝く美脚も夢ではありません。

パーティーなどでどうしても生足でスタイリッシュにキメたい時は、靴との相性を考えながらレッグカバーをしたためるのもよいでしょう。素足で靴をはくと、ムレたり、靴擦れをおこしてしまう場合もありますので、レッグカバーで見えている部分は素肌というテクが効果的でしょう。ただ、人のお宅へおじゃまする場合はレッグカバーはおすすめできません。レッグカバーが露わになるのはあまりエレガントではないからです。かといって、素足で人のおうちにおじゃまするのは大人のマナーとしてタブー。そういう時はつま先スルーストッキングを着用するのがベストだと思います。

 

下着美容研究家:日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー 湯浅美和子