フリーアナウンサーで下着美容研究家の湯浅美和子です。

 

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下着というとブラジャーが主役のように扱われますが、ショーツも大事なアイテム!そこで、今日はショーツにスポットを当てて書かせていただきます。

 

ショーツは、よく見ると、同じサイズでも長さや面積がちがったり、色々なタイプがあります。ウエスト位置だけでも、おへその上だったり、下だったりと様々。この位置によって、下半身、特に、おなかのシルエットも変わります。洋服との相性にも関係するので、ショーツをウエスト位置で選ぶという判断力はスタイルをよく見せる上でのポイントです。更に、ボディとショーツの不相性が要因でおなかまわりの浮き輪肉(はみ肉)が生まれてしまうことも。

 

おなか周りは脂肪の多い場所。脂肪は素直ですので下着の影響をダイレクトに受けます。例えば、四角い型に入れて四角いスイカができるように、ショーツが「型」のように脂肪に働きかけるのです。つまり、美しいボディラインを保つ上で、ショーツ選びは決して軽んじてはならないのです。

 

前身頃のウエスト位置からクロッチをつなぎ、股下を通って、クロッチから後ろ身頃のウエスト位置までの長さを「はきこみ丈(ライズ)」と言います。メーカーによって、多少、異なりますが、基本的にショーツのはきこみ丈は4パターンに分けられます。身長や体型によって、はいた時の印象やウエスト位置が落ち着く場所が違うかもしれませんが、だいたいの目安で分けてみましょう。

 

1、ヒップハング(ローライズ)タイプ

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15年前ぐらいからでしょうか。アウターのローライズジーンズとともに流行し、ヤングキャリア世代に圧倒的な支持を得て、すっかり市民権を得たのがはきこみ丈の浅い「ヒップハング(ローライズ)」タイプです。ショーツのウエスト位置が腰骨の下にくる、股上の浅いローウエストのものです。アウターがローライズの時に、洋服からショーツがはみ出して見えてしまうのはタブーなので、エチケットとして、腰位置が低いアウターの時に使います。

 

ヒップハングは、サイズ選びを慎重にしなければおなかが目立つ!というアクシデントがあるので注意が必要です。ショーツのウエスト位置がおなかの下にくるので、身体よりもショーツが小さいと、ショーツのウエスト位置の上部におなかがのってしまいます。脇腹も含め、おなか周りは脂肪が多く、やわらかい肉質になっていますので、スリムな人でも、サイズが合っていなければショーツを境にお肉がはみ出てしまうというわけです。ヒップハングは、はいた時の「はみ肉チェック」を忘れないことをおすすめします。

 

2、ビキニタイプ

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ヒップハングの次にはき込み丈が浅いのが、おへそからかなり下にウエスト位置がくる「ビキニ」タイプです。はき込みが浅く、ショーツ自体の面積も小さいので、機能よりもショーツのデザインを楽しむタイプが多いです。ヒップハング同様、ショーツのウエスト位置の上部にお肉がのらないよう、ジャストフィットをはくことがとても重要です。

 

3、セミビキニタイプ

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一般的に売られているのが「セミビキニ」です。おへそは見えるものの、ビキニよりもはき込み丈が長いのがこのタイプです。ヒップハングやビキニと比べると、身体を覆う面積も増え、安定しますが、仮に小さなサイズをはいてしまった場合、おなか前は平気でも、脇腹からお肉がはみだすことがあります。前だけではなく、サイドからのシルエットにショーツが影響していないか、洋服の上からチェックするのを忘れずに!

 

 4、ジャストウエストタイプ

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はきこみ丈がウエストまであり、おへそを隠すぐらいの長さのものが「ジャストウエスト」です。ジュニア、もしくはハイミセス用に多いと思われがちですが、おなか位置にショーツの線がひびきづらいという理由から、洋服によってはジャストウエストをチョイスする女性もたくさんいます。おなかも脇腹もすっぽり包まれますので段差の心配がなく、きれいなシルエットになります。おなか周りの脂肪をショーツ中へしまいこむので、夜のみ、ジャストウエストショーツにするだけでもスタイルキープの手助けになりますよ。上の写真の左側のショーツはサニタリー用なのですが、冷え防止も兼務とするのもこのタイプです。

 

ちなみに、こんなにハイウエストのはらまきを兼ねたショーツもあります。ウエストへの圧がないのでナイトショーツとしても重宝します。

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それぞれの特徴や美点を理解してはきわけるショーツ選び通になると、はみ肉とは無縁ボディも夢ではないですよ。



 

下着美容研究家(日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー)

湯浅美和子でしたビキニパンツカラオケ