アナウンサーで下着美容研究家の湯浅美和子です。

ブラジャーを買う時、ショーツも一緒に買っていますか?セットアップで買わないにしても、上下の色を合わせたコーディネイトで着用していますか?

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想像なのか、実際に対面した上での御意見なのかわかりませんが、男性の大半はブラジャーとショーツがセットではないと「引く」そうです。

 

以前、下着の専門家として呼んでいただいた番組のデータでも、がっかりする下着はベージュで、上下ベージュもつらいけれど、上はベージュで下は黒というパターンはもっとつらいという意見もありました。ベージュのブラジャーに黒のショーツ。やっていませんか?

インナー業界では極端に色がバラバラなブラジャーとショーツを、黒胡麻とお塩のコンビに例えて「胡麻塩女」と呼ぶそうです。うまいっ!と、感心している場合ではありません。せっかく、素敵なショーツでもブラジャーとの相性がちぐはぐならば胡麻塩さん!心当たりのある人は、今日でそんな自分とはさようならです。

 

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法律はありません。ブラジャーとショーツがバラバラでも、それは個人の自由です。そう言ってしまえばそれまでですが、恋愛上では重罪なのかもしれません。

 

たとえ、男性からの悪評を意識しなくても、ブラジャーとショーツを合わせるということは、結果、美しさにもつながります。覚えて損はありませんよ。

 

下着のカタログを見たことがありますか?国内メーカーもそうですが、海外テイストのものや海外ブランドのカタログはうっとり見入るほど美しく、美しいと感じた瞬間、癒されている自分に気がつきます。今の時代、インスタで簡単に写真を拝見することができますよね。それを、見るだけではなく、お手本にして着用してみてはいかがでしょう。

たおやかな下着を身につけると、なんとも優雅な気持ちになるもの。スタイルのよいモデルさんが身につけているから似合うのであって、自分がつけても美しくはならないと躊躇するかもしれません。でも、実際にきれいなランジェリーを身につけると、自分もその美しさと一体化できたような不思議な気持ちに包まれるものです。図々しいですか?でも、錯覚でいいんです。「その気になること」はきれいの始まりです。

 

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まばゆいジュエリーをつけたら、自分まで輝いているような気持ちになりますよね。その高揚感は下着をつけた時も同様です。美しい、きれい、と感じた下着を身につけることで美と一体化できるのです。始めは少し照れるかもしれませんが、下着がポジティブに「私ってきれいかも?」と自分を褒める無邪気さへ誘ってくれます。その気になるのは自由です!同じ自由なら、胡麻塩よりも美しくなる自由の方が楽しいではありませんか。

 

胡麻塩の人は、多分、下着姿の自分を見る習慣がないのではないでしょうか?

私は常日頃、下着をつけた姿を全身鏡で見ることを薦めています。それは、着を正しくつけているか確認する大切なプロセスですしスタイルアップにもつながるからです。鏡でお化粧のノリをチェックするのと同じことです。下着は化粧品と同じように、身体に馴染んでこそ、真価を発揮するものなのです。

 

鏡で下着姿を見る習慣がつくと、全身のチェックも習慣化していきます。全身のバランスが整っていれば気になりませんが、パッと目に飛び込んだブラジャーとショーツが合っていないと、自分自身がおかしいような違和感を抱くはずです。胡麻塩だった場合、多分、落ち着かなく、統一性を持たせたくなるでしょう。

 

ブラジャーとショーツ、キャミソール.....と、アイテムが増えても、下着同士をちゃんと合わせていれば安堵できます。レースやデザインが完全に同じシリーズのラインで揃えなくても、色合わせをするだけで、全身のバランスは整います。ガードルだって、色合わせすればおしゃれアイテムに感じますしね。

 

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時に、わざと、ブラジャーとショーツの色を合わせないという提案がメーカーからなされることもありますが、どこか一か所は色合わせしていたり、全体のバランスは考慮されているので違和感はないはずです。

下着をつけたら、全身を鏡で見て、自分がきれいであるか、違和感のなさを意識することで、ボディも心も綺麗度アップできますよ。