フリーアナウンサーで下着美容研究家の湯浅美和子です。
下着をきれいに保つことは、自分の身体をきれいに保つことだと思っています。特にショーツはダイレクトにデリケートな部分に接するので、いつも清潔であるよう心掛けたいものです。そのために重宝するのが、ドラッグストアやコンビニエンスストアでも簡単に買えるパンティライナーです。ショーツにも、身体にもやさしいアイディア商品！女性の強い味方です。
パンティライナーは、ナプキンよりも薄くできたシートで、ショーツのクロッチに張り付けて使います。その役目は、妊娠中や産後、排卵期や生理前後のショーツの汚れを防いだり、おしゃれな下着の黄ばみを防ぐこと。ですので、まめに張り替えることで、デリケートな部分がいつも清潔でいられるだけではなく、ショーツが汚れず、下着の寿命も伸ばしてくれるのです。
私は、もうかれこれ何年もパンティライナーを愛用しているのですが、そのおかげで、ショーツがあまり傷みません。ショーツ自体が汚れないので、洗う時は、軽い水洗いをほんの数分。短時間の手洗いなので生地の色落ちもしませんし、伸縮性も保たれたまま。繊細なレースもいつまでも新品のように輝いています。
七つ道具ではないのですが、私はいつも、化粧ポーチとは別にもう１つ、インティメイト用のポーチを持ち歩いています。中身は、携帯用の静電気予防スプレーとデオドラントスプレー、伝線した時のために新品のストッキング、ナプキン２枚、そして、パンティライナーが数枚です。ストッキングやナプキンは使わない限り補充しませんが、パンティライナーは毎朝、新しいものを数枚入れます。一日に、何度も張り替えることができるようにです。
パンティライナーはおりものケアのためにつけるものだと思っている人も多いようですが、私の場合は、もっと多目的に張り替えています。例えば、煙草の臭いが強いお店に入った時、なんとなく、けだるい臭いが自分についてしまったように感じることってありませんか？スポーツの後や、猛暑の中、汗をかいた時もあまりよい気分ではありませんよね。そんな時、メイク直しをするような気持ちでパンティライナーを張り替えるのです。
洋服を着替えなくても、パンティライナーを張り替えただけで、自分のスイッチが変わったような、クリアな感覚が届きます。この時期はこまめに張り替えることで、暑さによるムレ防止もできます。
勿論、まめに替えることで、デリケートな部分はいつも清潔でいられますし、身体とショーツの間に一枚のシートがある分、汚れがバリアされ、結果、ショーツは長持ちします。
嬉しいことに、パンティライナーはショーツの多様化に合わせて、いろいろなタイプがあります。ショーツのクロッチ部分に合うように、幅もさまざまですし、Ｔバック専用のシートもあります。肌に当たる面はお肌にやさしい天然コットンになっていたり、吸水性がよくなっていたりと、安心のフィット感です。
客室乗務員の友人に、国際線のフライトの時にパンティライナーを愛用してみてはと薦めました。フライト中も清潔さを保てるのも美点ですが、旅先で、汚れたショーツを洗ったり、汚れたショーツを持ち歩くのはいやなものです。そんな手間を軽くしてくれるパンティライナーは、泊まりの旅にもおすすめです。
但し、ショーツの汚れはクロッチ部分だけではなく、ショーツ全体で汗や皮脂の汚れも吸っているので、ライナー頼りになりすぎてもいけません。とはいえ、デリケートな部分の汚れをカバーしてくれるだけでも、ある程度、旅先のストレスは軽減されるはずです。
時に、予定外で生理にになってしまうようなアクシデントにも、ライナーを貼っていれば、経血漏れを少しはセーブできます。清潔さと便利さ、両面で、パンティライナーは活躍する優秀アイテムなのです。
下着美容研究家 ランジェリーアドバイザー 湯浅 美和子
（一般社団法人 日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー）