下着美容研究家
ランジェリーアドバイザー湯浅美和子です
春の足音も聞こえてくる季節、アウターも軽やかで薄い素材の物にスライドされていきますよね。そこで、モデルさんはじめ綺麗な人は必ず持っていると言っても過言ではない美尻必須のショーツのお話しをさせていただきます。
題して「美尻の救世主～１枚は持っていたい、切りっぱなしショーツ～」
コットンのショーツが大好き！という人でも、１枚は持っていると重宝するので、おすすめしたいのが切りっぱなしショーツです。
ウエスト、裾、すべてに縫い目がない、外枠すべてを切りっぱなし処理しているショーツ。見た目は、布をはさみで切ったままみたいですが、糸がほつれないようになっています。縫い目や重ね生地がされていない分、ほぼ完全と入っていいほど、アウターにショーツのラインがひびきません。
コットンのショーツが大好きな人でも...と、冒頭に書いたのには訳があります。実は、この切りっぱなし処理は化学繊維でなければできないので、コットン（綿）や麻、シルクのような天然素材１００％で仕上げるのはなかなかむずかしいのです。
化学繊維と言葉で聞くと、身体に優しくないのでは？と思ってしまう人もいるようですが、そんなことはありません。
化学繊維は、天然繊維の質感を真似て作られているだけではなく、天然繊維の足りない部分を補うためにも開発されています。天然繊維よりも強度に優れているので、型崩れしづらく、何と言っても虫は天然の物しか食べないので、化学繊維素材は虫をよせつけません。肌触りも心地よさを追求したものが豊富ですし、保温や吸湿速乾などと用途に応じた機能面も充実しています。
肌に優しい成分が配合されているものもあり、その進化は素晴らしいものです。今は、ヒアルロン酸入りのインナーも普通にある時代なのです。
化学繊維と毛嫌いせず、是非、切りっぱなしショーツを愛用してほしいです。
ちなみに、写真はトリンプの大ヒットブランド sloggi (スロギー）です。切りっぱなしインナーを世に浸透させた先駆者的ブランド！このショーツはナイロン70％、ポリウレタン30％で作られています。
着用すると驚きます。まるで、もう一枚の皮膚をまとったような感じで、ヌードのようにぴったりとボディラインに添います。
切りっぱなしインナーは表示タグのない物が殆どで、通常、タグに記載される必要な情報は生地の内側に小さくプリント打ちされています。ほとんど、目立ちませんし、肌への影響もありません。
そもそもがピタッと肌に添っている上、外脇がすべて切りっぱなし処理なのでショーツのラインがアウターにひびきません。
あまりにも便利なので、さまざまなメーカーから発売されています。モデルさんはショーや撮影で着用している方も多いですしね。
買うイントロとしては、最も万能なベージュの切りっぱなしショーツがよいでしょう。アウターが白のパンツやスカートに合わせる場合はココナッツブラウンのように少し濃いベージュの方が色も透けないので更におすすめです
形ですが、最初は自分の好きなカットパターンでよいと思いますが、形違いをいくつか持っていると、もっと便利です。
カットパターンもウエストの長さ違い、ガードルのような長さ、ボックスタイプ、Tバックと、タイプ違いもかなり発売されています。
ショーツがアウターにひびかないというだけでショーツマナーへのストレスはなくなります。やっぱり、ショーツのラインがアウターに浮き出てしまうのは少し残念ですものね。エレガントな美尻にはショーツラインの出ない切りっぱなしショーツは必須アイテムなのです。しかも、軽くて、肌と一体化しているので動きやすい点も魅力です。
但し、絶対に合うサイズをはく！という点がかなり重要になってきます。
フィットしていないと、ショーツにたるみができたり、ショーツからお肉がはみだしたりします。更に、サイズが合っていても、ボックスタイプ（お尻をすっぽり包む通常のショーツの形）は、ヒップの形によってはズレてしまうことがあります。下垂気味の人や、扁平気味のヒップの人は、太ももまで長さのあるものか、Tバックタイプの切りっぱなしショーツを買うとよいでしょう。
ショーツのラインを出さず、アウターをきれいに見せるには、本当に役立ちます。進化を遂げていくショーツの中でも、機能＆マナーをサポートしてくれる切りっぱなしショーツ。１枚持っているだけで、利用価値はかなりのものですよ
下着美容研究家 ランジェリーアドバイザー 湯浅 美和子
（一般社団法人 日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー）
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