今日はランジェリーアドバイザー湯浅美和子として、私も愛用し続けている優秀アイテム「ガードル」のお話を！
下着の世界では、補正機能のあるものを「ファンデーションガーメント（以降：略 ファンデーション）」と呼びます。
ガードル、ウエストニッパー、スリーインワン。そして、ブラジャーもファンデーションです
ファンデーションの美点を理解して愛用するとスタイル美人も夢ではありません。そして、メイクと同様、ファンデーションが整えば、その上にのせるものも栄えるのです。
さて、そんなファンデーションですが、ブラジャー以外を敬遠している人が意外と多く、もったいないなぁと思います。特に、ガードルは「きっと良いんだろうな」と思っても、ファーストガードルでキツイものを選んでしまったが故に、以後、着用していないという人も・・・。本当にもったいない。
実はどんなガードルでも、ただはくだけで、最低限「あげる、押さえる、引き締める」の３つの仕事をしてくれます。
特に、おなか押さえとヒップアップ効果は、ショーツだけの時に比べると格段に勝ります。
おなかが出ていても、ヒップと太ももの境目が曖昧になっていても太った印象になりますので、やせたい人は、手っ取り早く、ガードルをはけばやせたように見えるというわけです。
体重にこだわっている人がとても多いようですが、私は、体重よりも体型だと思っています。ただ単にやせるよりも、メリハリのあるラインになりたい！そう思いませんか？
以前、ある女優さんが言っていました。痩せ過ぎたり、筋肉がつき過ぎると、女性らしい身体のラインから遠ざかってしまうので、あまり運動をしていませんと。その女優さんは、ボリュームあるバスト＆ヒップをつなぐ程よいくびれのウエストと、しなやかなボディラインがとても印象的です。運動をしなくても太らないのは、体質や意識の高さの違いかもしれませんが、女性らしい身体のラインを大切にしているという話しを聞いて、「これだっ」と、私の綺麗欲が開眼しました。
女性の口癖は「やせたい」もしくは「やせなきゃ」ですが、ただ単にやせればよいわけではないのでは？と、ずっと思っていました。やせ方によっては、貧相に見えたり、キツク感じたり、明るい印象の対極になる可能性もある気がします。やさしく、やわらかな印象の女性。そこには「ふくよかさ」は欠かせないのではないでしょうか。
引き締めるつもりで運動をして、逆効果なことがありました。私も以前はジョギングをしていたのですが、過剰に走り過ぎ、ふくらはぎが子持ちシシャモのようにぱんぱんになってしまいました。筋肉がつき、引き締まったのでしょうけど、理想の姿ではありません。なんだか、固く武張った印象になってしまいました。
引き締めることも大切ですが、ある程度の脂肪も残す、そのバランスが身体美なのではないでしょうか。
古く、「源氏物語」や「宇治拾遺物語」でもふくよかな様が女性の美の象徴のように挙げられていました。やはり、女性はどこか丸みがあってこそ、健やかで、やわらかく、魅力的だと思いませんか？とはいえ、ふくよか＝脂肪を増やすということではありません。丸みが欲しい部分とそうではない部分を明確にして、脂肪の住み分けをしてあげることが大切です。
ボトムスで丸みが欲しい場所はヒップ。でも、ヒップ下にたっぷりと脂肪がついて垂れていては老けた印象になってしまうので、丸みをきゅっと持ち上げたい！ウエストはくびれ、おなかは当然、押さえたいです。足はどうでしょう？太ももは細すぎるのはよくありませんが、太すぎるのもいやなので、良い加減で引き締めたいです。このバランスが下半身を美しく見せる決め手となるのですが、ガードルにはこの条件を満たす機能があるのです。
冒頭でも触れましたが、ガードルは下着の中ではファンデーション！プロポーションを整える基本アイテムに分類されます。
体重ではなく体型を整えるものなので、サイズの合ったガードルを身につけることで、瞬時にスタイルは整います。しかも、今、挙げた丸みの欲しい部分とそうではない部分を「あげる、押さえる、引き締める」の３機能で見事にやってくれるのです。
ポイントはサイズ選びです。試着して屈伸運動を２～３度して、ウエスト、ヒップ、太もも等、どこもきつくないものを選びましょう。すると、ガードル3機能の恩恵を受けられますよ。
女性的な美しいスタイルになりたいのなら、ガードルはマストアイテム。上手に活用するとメリハリボディは簡単に手に入ります。そのうち、脂肪は形状記憶され、ガードルを脱いでも着用時のようなボディラインに！しかも、今の季節は寒さ対策にもなります。
ねっ、着用しないのはもったいないでしょう
日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー
ランジェリーアドバイザー 湯浅美和子