今日はランジェリーアドバイザー湯浅美和子として、私と同年代の方は特に必見のブラ話ですブラジャー

 あれっ?なんだか骨が見える!

30代後半ぐらいになると、おなかや腰、背中にはお肉が増えてきたのにデコルテ部分だけが貧相になってきた気がする。それまではまったく意識しなかったのに、急激にそこだけが骨張ってきたように感じる...やばいあせ

 

デコルテが貧相に見えるということは、否応無しにバストも下垂しているはずです。バストトップが若い頃より下がってくるのです。

原因は加齢による体質と体型の変化です。言葉にするとさみしいですね。

も、誰もが通る道。老化の速度を遅らせる努力のみが、その事態に打ち勝つ術なのです。

バストを支えるのは内部組織であるクーパー靭帯と表面の皮膚のみです。バストの膨らんでいる部分には筋肉はないので、この2つの働きがなければ引力に従い下垂してしまいます。

内蔵はさておき、上半身を断面図にすると肋骨に添うように胸筋があります。そして、胸筋という大地に山のようにくっついているのがバストです。山が崩れないように、胸筋の膜にしがみつきながらバストを支えているのが何を隠そうクーパー靭帯です。

 

クーパー靭帯はデリケートで、とても脆い繊維です。私達は知らず知らず、クーパー靭帯が伸びてしまうようなことをしている可能性もあります。

クーパー靭帯がいやがることをしないことが美しいバストを保つ無二の秘訣なのですが、その存在自体を知らずにバストを泳がせている女性が大半でしょう。私自身も30代になるまで知らなかったですし、もっと早く知っていればもう少しスタイルが良くなったのではと悔やまれます。

 

クーパー靭帯を傷めないためには、とにかく、ジャストフィットするブラジャーをシーンに合わせて身に着けることが大切です。特に、スポーツ時のバストの揺れはダイレクトにクーパー靭帯を傷つけますので、バストを動かさない機能のあるスポーツブラが欠かせませんスポーツ

さて、そのクーパー靭帯ですが、傷んでしまうと、デコルテを貧相にする犯人となってしまいます。

 傷んだクーパー靭帯はバストを支えきれず、下垂することによりデコルテ部分の皮膚が下向きに引っ張られてしまうからです。

 

そもそもは、クーパー靭帯を大切にすることが一番の対策なのですが、デコルテが貧相になってきた頃は既に時遅しです。クーパー靭帯は伸びてきています。しかも、残念ながら一度伸びてしまったら二度と元へは戻らないのです。

とはいえ、あきらめるのは悔しいですよね。

 

そこで活躍するのが、デコルテにボリュームを出す下着マジックですハート

単純な理屈で言いますと、昔のヨーロッパのドレスシルエットのように、下からぐぐっとお肉を持ち上げるのが手っ取り早い解決策ではあります。しかし、当時はウエスト40cm台でも耐えながら、腰周りのお肉を強引にバストまで持ち上げていたのですから身体が心配です。絶対にお薦め出来ませんマリーアントワネット

 

但し、そのノウハウは生かせます。上げる機能に優れている1/2カップブラのカップ下部分にパッドを忍ばせると、バストはデコルテ部まで盛り上がるはずです。まるで、マリーアントワネットのような王妃デコルテの完成ですきらきら

 

しかも、最近はもっと楽にデコルテアップ出来るブラジャーも発売されています。

カップ裏にハンモッグのようなシートがついていて、自然にバストを持ち上げてデコルテ部分のボリュームを補うのです。

 

機能下着とはいえ、デザインやカラーがとてもおしゃれなタイプもたくさんあります。デコルテの悩みを抱えている人は試してみる価値はありますね。

 デコルテが貧相になるとバストトップの位置も下がり、老けて見えてしまいます。

 

バストアップとはバストトップの位置を高くすることと、デコルテが貧相にならないことだという解釈が正しいかもしれませんね。勿論、デコルテ部分のスキンケアもお忘れなく!

 

日本ボディファッション協会認定インティメイトアドバイザー

ランジェリーアドバイザー湯浅美和子ブラジャー