お気楽な独身貴族を謳歌している私としては・・・ニコニコアップ

家族とか夫婦とか避けてるわけではないのですが・・・。


私の年齢になると高校生のお子さんがいる友人もいますし、
家族とともに暮らしている人が大半で。


勿論、独身の友人もいますが
そんな友人も家族となるパートナーを真剣に探している感じですし、
電撃結婚した友人もいます。

結婚ってそう考えるとタイミングなのかもしれませんが・・・。

家族がいるってことは羨ましいなとも思いますが、
まぶしく、しあわせに見えるかというとそうでもない場合もあったりで。
私より先にお嫁&お婿に行った周囲の友人を見渡すと
結婚当初はあんなにきらびやかだったのになぜ?と、
夫婦の変化を見ていると結婚ってなんなのだろうって。

恋に落ち、愛し合った先々も男と女でい続けてることは難しいのかな?
そんなふうに思ったりもします。


我が出る・・・。自我です!自我!
自我ってガンコで厄介ですし、カッコ悪いですよね。

どんどんカッコ悪い人間性が露呈してしまう。見せ合っこしてしまう。
理想とちがうもの。

相手に対してこんなはずじゃなかったという判断材料は個々で違うでしょうけど、
ああぁ~、別の相手を選んでいたらこんな人生じゃなかったかもと
既婚者の友人からそんな言葉を打ち明けられたこともしばし・・・。

そんな、気に入らない部分のある相手を選んでしまった自分の
見る目のなさに嫌気が・・・。

そして、心の何かが壊れてしまう・・・。

そうなると一緒にいる意味がなんなのか?考えちゃいますよね。

そんなにイヤなら別れればいいじゃない!
と、思ってもそういかない!
だって、子どもがいるから・・・。なんて話しよく聞きます。



では、子どもがいなかったら・・・?





「四十九日のレシピ」という映画、ご覧になりましたか?

永作博美さん演じる主婦は長い間、子どもに恵まれずいました。
不妊治療をし続けていたのですが、なんとその間、夫が浮気をし、
浮気相手の家で家族のように過ごし、なんと、妊娠までさせてしまったのです。

自分のご主人にそんなことをされたらどうでしょうね?



愛人の妊娠の発覚時期に母親が他界してしまい、
母親が残した四十九日のレシピというノートに記されたさまざまにより
残された娘(永作さん演じる主婦)と父親に心境の変化が起こります。

生前、父親は母親に対してあまりやさしくなかったんですね。
馴れ合った、所謂、昔の頑固親父のような父親で。
言葉少なく、母親が家事をするのはあたりまえと言った感じで・・・。
でも、妻が死んでしまって、悔やむんです。
湧き出す気持ちのさまざまにより父親は変化します・・・。

そんな父の変化の中、娘も変わっていく・・・。


この映画の展開がものすごいもので・・・。


つまりは、父親と母親、娘夫婦、
このふたつの夫婦の姿が描かれている映画で、
その2組の夫婦の関係と変化を見ていると
オトコとオンナって本当に不思議だなぁと・・・。



絆というものよりも「縁」つまり、「えにし」というものに惹かれます。

理屈じゃないつながりか?上手く言えませんが・・・。

パーフェクトな人間っていないですから、
家族のように近くなればなるほど、思い通りにいかないと醜い感情が沸いて、
相手に対して不満が出てしまう。
きらびやかだった感情が毒々しく変化していく・・・。
でも、そういう時って自分かわいさでしょ。
相手にだって自分への不満はあるはずです。

そして、色あせていく心・・・。

倫理なのか、自分の基準なのか?
それを反した相手を許せないという感情は当然なのか自我なのか?

むずかしいですよね。

どちらにしても、怒るのも悲しむのも憎むのもしたくなかったのに、
幸せにし合うはずだった相手が原因で苦しむ・・・。
なんでだろう。



でも、でもね、それでも、
生まれてくる別の感情や学びがあることもある!

相手とのかかわり合いによってそんな自分を抑えて、消して、
最終的に「相手のおかげで気づけた」みたいな・・・。

そう、自分の煩悩を改善することができる相手・・・。
そういう人がパートナーなのかしらと・・・。


許し・・・。




深いテーマの映画でした。



かかわり合いの中、変化する互いの色彩の中、
時にむき出しになる人間性がぶつかり合った先にある何か・・・。

それが、夫婦というか縁というか、パートナーなのかなぁと。
切っても切れないといいますか。
子は鎹とも言いますけど、子どもがいるいないだけではなく
離れられない、え、に、し・・・。


神様はどうして人間にたくさんの感情を与えたんでしょうね~はてなマーク






いろいろ考えさせられる映画でしたよ!




とにかく・・・。

人生はいろんなことが起こります。
でも、ありがとうって思いたい。
不愉快なことは自分の心を育てるために起こったことか
自分の過去に何か因子を自分が仕掛けてしまっていたと反省することかと。

そして、あたりまえのようにここにある幸せは
今、私の人生を包み込んでくれている方々のおかげなのだから
ありがとうと・・・。毎日、毎日、ありがとうとラブラブ




あれっ?長い!語っちゃいましたね~ショック!

ご一読、ありがとうございました。