妊娠へのアクションをおこすことを妊活って言うんですか？
なんとなくニュアンスでわかるけれど、
初めてこのコトバを聞いた時は少し違和感を覚えました。
結婚してラブラブな新婚さんにはぴったりのコトバかもしれませんが、
私の周囲には切実な夫婦問題として「子どもができない」ことに直面し、
長い間、心もお金も費やして不妊治療をしている友人が何名かいます。
そんな友人夫婦の試練を見ていると
妊娠するまでの日々を
妊活というコトバでは括れないような何かを考えさせられます。
結婚して普通に夫婦生活があって
二年で妊娠しなければ不妊の可能性があると婦人科で言われた友人。
３０歳後半で結婚し、すぐに子どもを授かると信じていました。
でも、できない・・・。
最初は
「焦っても仕方がない、そのうちできる」と思っていたそうですが
４０代半ばで不妊治療をあきらめた年上の女性から
「卵子も老化するなんて２０代のうちに知っていたら
絶対に人生の優先順位第一位で子どもを産んだよね」と言われ、驚愕。
今まで一度も婦人科へ行ったことがなかった彼女は
自分の卵子が健全であるかどうかを検査しに病院へ。
結婚して４年目のことでした。
「結婚してふつうに夫婦生活があって二年で妊娠しなければ・・・」
医師のコトバを聞いて愕然としたそうです。
自分達夫婦が不妊治療を受けるかどうかで悩む日が来るなんて
思ってもみなかった。
うちは経済的に不妊治療はむずかしいかもしれなくて。
旦那さんも俺が悪いのか？って怒りながら病院行くの協力してくれないし、
こういうふうになると義務みたくなって、関係もギスギスだよ。
本当にもっと早く妊娠しておけばよかった・・・。
美和ちゃん、こういうこと、ラジオとかブログとかで発信してね。
きっと、後悔している人がたくさんいるから・・・。
電話口の彼女の声は痛々しくもあり、冷静でもあり、
私自身も痛烈に
「がんばってもむずかしいこと」へも不安がのしかかってきました。
私も４１歳です。
結婚もしていませんし、向こう一年母になる予定はありません。
仕事もしています。
産休はもらえない可能性の高い仕事です。
いろんなことを考えると本当にこわくなります。
がんばって、努力してどうこうなる問題ではない・・・。
そう、授かりものです。
でも、産めるなら産みたい。
年齢のせいもあると思いますが、最近切にそう思います。
昨日、ラジオの生放送でお世話になっているキャスターの堀尾正明さんが
番組内で「子育ては本当に楽しかった」とおっしゃっていました。
親になり、子どもを育てる・・・。
憧れますし、神秘を感じますし、
同時にもっと深く強く、「好きな人の子孫を残したい」という
自分の中の母性のようなものが蠢いてきます。
あきらめきれない自分と、
そこへ行きつけない自分とのせめぎ合い・・・。
ただ・・・。
人生は何が起こるかわかりませんから。
自分の身体だけはしっかりと管理していようと努めています。
年に一度の婦人科検診。
２０代の終わり頃から欠かさず行っています。
それはいつか母になるためにだけではなく、
婦人科系の病気は早期発見であるかどうかが大切
ということを知っていたからです。
毎年、癌ではありませんように・・・。
婦人科系の病気が見つかりませんように・・・。
と、緊張しながらも
行かないよりも行く安心！何かあっても早期発見！
そう、自分に言い聞かせながら病院へ行っています。
二年ほど前でしょうか・・・。
やはり、自分の中では４０歳が近くなるという壁からか
一気に出産への不安が高まりました。
信頼できる医師なので正直に、
まだ子どもは産めますか？と聞きました。
すると、いつもの子宮検診と胸部検診（エコーorマンモグラフィ）以外に
ホルモン値を測る採血検査をしてくれました。
数値はあくまでも目安ですが、
採血した血液から数種類のホルモン値がわかり
排卵障害や卵巣機能不全を起こしやすいかどうかの診断ができます。
私はまだ試したことがありませんが
排卵日（生理が始まって１４日目頃を目安）に
卵子の大きさを見る検査などもあります。
こういう数値や検査結果で卵子の状態を知ることができるのです。
それは支えになるかあきらめになるか
本当にね・・・。複雑ですよね・・・。
４１歳で出産したアナウンサーの友人は
時には強引に牽引しなければお母さんにはなれないよと
私を叱咤激励します。
頭ではわかっているんだけどなぁ・・・。
むずかしいなぁ・・・。ふにゃ~って感じですぅぅぅぅぅ・・・。
ただね・・・。
やっぱり、健康管理は大切ですからね。
婦人科検診は多くの女性に行ってほしいと思います。
私は毎年毎年、友人を連れて行きます。
今年もそうでした。
友人は初めての婦人科検診。
２～３万円ぐらいかかると思っていたみたいですが
そんなことはありません。
受診してホッとしたみたいです。
出産のことを思うといろいろ考えてしまいますが、
とにかく、自分の身体は大切に、
おなかは冷やさないようにして、
運命をね・・・。そう・・・。ねっ・・・。