湯浅美和子オフィシャルブログ「miwacollection」Powered by Ameba

遠藤周作さんの文章のファンです。
10代の頃から読み漁っていました。

社会人一年目・・・。
フリーのアナウンサーだった私は
地元北海道の放送局のお天気キャスターになりました。
でも、他のお仕事も増やしたくて
遠藤周作さんの本に書かれていたことをヒントに
インパクトのある名刺を作ったり・・・。

とても影響を受けました。

9月20日に発売された「笑って死にたい」は
遠藤周作さんが新聞や雑誌に綴った42編の文章を一冊に束ねた
豪華なラインナップの本です。

新聞広告でこの本の存在を知った時、
「死に方」と言いますか「死ぬ覚悟」のようなものををテーマにした
重々しいものかなぁと思っていました。

実際に読んでみると・・・。

地軸には「生死」があるものの
ユーモアたっぷりに珠玉の言葉が綴られています。
ページをめくればめくるほど、心がやわらかく、ほだされて・・・。

いろんなことが「あぁ、そうかぁ。そう考えればよいんだぁ」と納得!
とてもスッキリしました。

そして・・・。
時折登場する奥様との会話がたまりません!
遠藤さんは愚妻と書いていらっしゃいますが、
奥様との信頼関係と言いますか、互いへの尊敬が浮かぶ会話は
憧れの夫婦像に感じます。


私・・・。昔に比べて涙腺がゆるんできたのか・・・。
感受性が豊かになったのか・・・。
そういうことがわかる年齢、
いいえ、もしかしたらわかりたいと思う年齢?になったのかも・・・。

悲喜こもごも、
起こりうることに何かの因縁を感じるようになった今の自分には
とってもハマる内容ばかりの本でした。

すべて興味深く読んだのですが、
特に心に染み入ったのが以下の文章です・・・。


「第一章 不真面目に生きよう」より
プロの強さ

「第二章 私はあなたの人生の傍役(わきやく)」より
私はあなたの人生の傍役

「第三章 コロリと死にてえなぁ」より
医者ゆえの迷信
手を握りしめる

「第四章 樹の下で茶を飲む」より
白い入道雲

「第五章 誰かが守ってくれた」より
誰かが守ってくれた
縁の神秘



おっと!今日は体育の日ですねテニス野球走る人

皆さんはスポーツの秋ですか?

私は読書の秋でしたが・・本

いいえ、やっぱり食欲の秋チョコレートナイフとフォークワイン
今夜はブルゴーニュワインでも飲もうかしら~ラブラブ!

皆さんも素敵な一日を・・・ラブラブ