生前は うざいって思っていた


話しかけられても


好きな事してたら 適当に聞いてた


外出してから あるいは 仕事から帰ってきて


話しかけてきても


疲れたから  自分の時間が欲しいからと


相手にしなかった


そんな事を繰り返していたら


諦めて 来なくなった


朝起きたら 起こして ハグして


見送られて 出勤していた


帰ってきたら お風呂に入って 


ご飯を食べて TVを見る


妻は 朝だけしか ハグしない


何にもしないねって言ってた


そして 帰ってきても 部屋は 真っ暗


いつもなら TVで 五木ひろしを見ていた


それか アニメの 花より男子


ケーブルTVの頃は 時代劇だった


水戸黄門と 大岡越前が 大好きだった


遠山の金さんとか


暴れん坊将軍 などなど


それが 真っ暗です


今思えば 兆候はありました


気づけなかった


そして 思う


話しかけてこられた事が どんなに 幸せだと


言う事を


居なくなって 気づく


どんだけ 好きだったかと言う事を


依存していたことに 気づく


お互い 依存しあっていた


それが 最悪の結果になるなんて 思いもしない


残された方は かなり 辛い


妻なら 耐えられないでしょう


意外に 経済的には 困らない


心配してましたが 葬式代やら こざこざ


入れても 保険やら 会社の福利厚生が


思いのほか 出た


その点は 全く 困らない


葬式に 100万かかるのよ


どうするのかって 言っていたけど  


そもそも 死なないし


逆に 先に 逝ってしまったし


私の首のとこに ぶつぶつが できていたようで


もう 先が見えた 結婚した時は 気づかなかった


なんて わけわからない事言ってました





思っていた以上に 愛してました


居なくなって 気がついたのです


なおさら 辛い