30年前
とある 信仰宗教の青年部の研修
隣県の 大型研修センターで 1泊二日の
研修という名の 親睦会がありました
その当時 私は セリカGTーRに 乗っていました
エディマーフィーが CMをしてた車
市内の会員を 先に 乗せて
隣県に行く途中の道のりに まだ若い
未来の妻を 乗せました
国道沿いにあった 妻の 家
歩道に 立っていました
手には なにやら 毛の塊のような物を
抱えていた
猫?
そう思いましたが バッグでした
茶色の ふわもこ の バッグ
運転席の真後ろに 座っていた
バックミラーで チラチラと見ましたが
映らないように してました
後日 そのことを 言うと 恥ずかしくて
隠れたって言った
研修センターに ついて
広いロビーで 数人の下は 23歳 上は30歳の
男女混合の 方々が テーブル席に 座っていた
丸いテーブル席に 私は 適当に座っていた
その真横に 妻が 座ってきた
品のいい お嬢様風で 愛らしい顔をしていた
私は 唐突に 今度 どこか 遊びに行きませんか?
と言った
妻は キョトンとした 顔をしてた
そりゃそうですよね
全く知らない男からいきなり言われてもね
その後 妻は チャラい男に いじられて
その男も 悪気はなかったと思うけど
最初は 妻の 笑ってましたから
でも ヒツコクされすぎて 帰りには
泣いていた
帰り道は 違う車に乗っていた妻
代わりに 23歳の イケメンが乗ってきた
そこで 出会いは終わった
しばらくして 実家に 電話がかかる
ちょうど 仕事から 帰って来たら
親父が おーい 電話がかかってきてるぞ
という
誰だろうって 出てみると 妻からでした
もう 4回目で 全然 繋がらないから
これで ダメなら もう かけるの やめようと
思っていたと 後から 聞いた
車で 送ってもらった お礼の電話
という事でした
私は 再度 デートのお誘いをしました
そして 交際が始まった
城戸遊園地に行こうって
結果 ハーモニーランドに 間違えて入る
なんでやねんという 感じなのですが
妻は 文句も言わず 観覧車に乗って
お土産に マグカップを 買ってくれた
今でも 持ってます
クジラ🐳の絵がついてる マグカップ
会社で コーヒー飲むのに使ってます
私の 実家は 田舎町で 妻の家から
50キロの道のり
妻は 助手席で 外の景色を眺め
そして 歌った
忍者服部くんの やまをこーえ 谷を越え🎵
いや そこまでは ないけどな と思いつつ
家まで 帰ってました
自分の部屋に 連れていき
アルバムとか 見ながら
いい雰囲気になる
でも 妻は 真面目で 結婚するまで
身体の関係は しないって
キッパリ言われた
ほんとに 結婚するまで おあずけ でした
修行僧になりました
うちに来て 何をするかというと
妻は 私の布団で 寝てた
この人 うちに 寝にきたのか?
ほんとに よく寝てた
その当時は知らなかった
精神抗生薬を飲んでいる事を
私は 隣町のホカベンに 弁当を買いに行って
夕方 妻と 食べた
そして また 送って行った
ファミレスで ご飯することもあった
その場合は 仕事が終わり 妻の街まで
行って 一緒に 晩ご飯を食べた
それまで 一人で ご飯を食べていたから
それだけでも 嬉しかった
孤独でしたから
あちこち デートしました
前に 付き合っていた人は 方向音痴で
遠いとこには 連れて行ってもらえなかった
と言ってた
鹿児島にも 行って
久留米にも 行きました
そして 一年経ちました
この時期は 楽しくて
人生で 一番 幸せだったと
今なら わかります
自宅に いる時 オナラが 出てしまい
プッと 出て うわー 恥ずかしいって
でも 妻も プッと オナラを直後に 出して
お互い 笑った
この時 思った
この人 いいなぁって
こんな人とは もう 出会えない
そう思いました
一緒にいて 疲れない人でした
でも 最近は なぜか ため息が出てた
なんでなんだろう
多分 いろいろ 疲れたのかもしれない
私が おらんでもいいやろ
と言われたこともあった
死ぬ 数日前にも 言われたけど
その時 もっと 強くいえばよかった
必要なんだって
いなくなったら 寂しいって
なんで 言わなかったんだろう
言っていれば
たとえ 結果が 同じであっても