ブログの題名は
朝顔
父が勝手に種まいて咲いた
庭に咲いた
朝顔です
その日は突然訪れた
人工呼吸器を外して
いつおわってもおかしくないとわかっていても
それでも突然なのです
そういえば
爪を切ってあげたらよかったな
身体拭いてあげたらよかったな
耳そうじや
歯みがき
仕事ではできるのに
なんで父にできないのか
父が嫌いだからやらなかったわけでなくて
父とわたしの距離感がこっ恥ずかしくて
泣きたくなるからやらなかっただけ
通勤してる時携帯が鳴った
そろそろだという看護師さんからの電話
母、姉、兄、病院に集まる
5人家族
それぞれが違う道だから
集まることはめったにない
正月も集まらない
何年ぶりかの家族5人
「最期に全員集まるのは奇跡やね
父が呼んだのかな」
姉が言った
すっかり取り乱していたのはわたしだけだった
もっとはやく
伝えたいこと
話したいこと
どうしてわかってたのにしなかったのか
間に合わない
次なんてない
白目むいてる父の耳元で
大声で叫び続けた
お父さん ごめん
心配かけてごめん
迷惑かけてごめん
ずっとだいすきやった
お父さん ありがとう ごめん
叫んだ
誰かの目を気にして
言えなかったのはわたしだった
誰に強がって生きてきたのか
誰もわたしのこと見てないのに
自意識過剰か
介護、看護のキーパーソン
共依存
まさしくこれだったんだ
相手から依存されることで
無意識に自己の存在価値を見い出すというもの
ググったらそのとおり
笑える
しかし、かっこよく叫んで終わりかと思いきや
白目じゃなくなってきた
あれ?
看護師さんも…あれ?
「戻ってきましたねーかっこわらい」
そこで場がなんとも言えない空気になって
家族はもっかいもとの場所に戻るのです笑
気を取り直して
母とモーニングでも食べよか
その夜
また家族5人揃うことになるのです
それが病院で揃う、最期の時になりました
でも考えてみたら
お父さん
最期までありがとう言うてないやん
くそ
お父さんのほうが自分を貫いたな笑