先日家族でドラえもんの映画を見てきました(^ ^)

南極カチコチ大冒険!みたいなタイトル。
 
 
その主題歌の『僕の心を作ってよ』という曲を平井堅さんが歌ってるんですが、
 
 
傷つく一緒と 傷つかない1人
君となら傷ついてもいいかな
 
 
という歌詞があるんですね。
 
曲自体も全部好きなんですが、わたしはここに非常に感動しました。
 
 
心を閉ざして、世界を閉ざして、なるべく1人でいれば確かに傷つきません。
 
 
わたしは離婚してから本当に穏やかな時間を娘と過ごしましたが、それは心で繋がりたいと思える相手が居なかったからですね。
 
 
人はみんな、愛することが少し苦手だったりします。
愛されることも上手じゃないかもしれない。
そんな別々の人間が他の誰よりも近づいて、愛し合おうとする訳なので、もちろん傷つきます。
 
 
恋愛のご相談はたくさん頂きますが、
 
こんなに辛いなら好きにならなければよかった。
 
と、痛いほどの思いを耳にする事もあります。
 
 
 
そう。
恋愛はどうしても痛みを伴うもの。
それでも私たちは誰かを好きになって、
わかり合いたいと思って、
愛を学んでいきます。
 
 
 
傷ついてもいいからこの人と一緒にいたい。
そう思えるのは、自分のテリトリーを危険に晒してもいいと思えるほどの思いです。
 
 
そんな人に出会えた、
もしくはそう思ってもらえていることは、
宝物ですね。
 
 
 
手にしたいモノを手に入れる時、
それが尊いものであるほど
痛みを引き受けなくてはいけない事があります。
 
 
 
例えば子供を産む事。
お母さんは妊娠中からリスクを抱えながら
犠牲とも言えるような時間を過ごし、
産む時にも命の危険と隣り合わせで新しい命を産みます。
 
 
あんなに苦しい思いをしてもまた2人目、3人目と子供を産みたいと思うのは、
その苦しみや痛みを引き受けてでも手にしたい幸せや喜びがあるからでしょう。
 
 
作家さんや物作りをされている方もそうですね。
作品ができるまでには沢山の葛藤や苦悩があったりする。
 
 
でもそうやって
痛みを引き受けて産み出したものは
特別な輝きがありますし、
人の感動を誘います。
 
 
 
素敵なものとか
素敵な本とか
素敵な人は、
 
どこかこの、痛みを超えた向こうにあるような気がします。
 
 
絶対に痛みが必要であるとか
傷つかないと素敵になれないというわけではなくて、
 
この人生において
自分が到達するところに行くためには、
 
痛みさえ引き受ける
という静かな覚悟が
 
あなただけの魅力を引き出すのではないかと思うのです。