クローバー
夏は、高校三年生の時


インターハイに
行きました。


わたし自身、運動神経は鈍くて、
どんくさだし(笑)
チームも弱小だった。


そんなチームに
高2の時
わたし達の前に現れた


見た目から
めちゃ怖顔で、
背も高く威圧感たっぷりの
9つ年上のAコーチ


お顔通り(笑)
練習は、キツかったし
厳しくて
よく、怒鳴られたわ~




クローバー
でも、不思議


だんだん上手になる
実感があるし
チームの絆が高まるのが
わかる


1993年、夏。
2ヶ月しかAコーチに
教えて
もらってないのに


国体予選で決勝まで
行きました。


あの夏の
あのグラウンドの眩しい光は、
いまだに
わたしの心に焼き付いて
います




クローバー
それから1年は
インターハイに出場する為の
入念なカリキュラムが
組まれ


冬は筋トレ・基礎練習
17歳の女の子達
みんな、筋肉ムキムキ


春からは
繰り返し行われる
フォーメーション・セットプレー


厳しい
練習の日々の中にも
Aコーチが結婚し
みんなで、
極秘ヒミツでビデオレターを作ったり


グラウンドで
バーベキューしたり(笑)


みんな仲良しで、
楽しかった




クローバー
1994年


全国的に、
かなり有名なチームを
過去最高得点で抑え
(4-1ですが)
インターハイ出場を決めました。




クローバー
あれから18年。
Aコーチは、わたし達を最後に
女子高校コーチから降りて


それから、
後輩達はインターハイに
出場していません。


リンが始めたと共に
美化し過ぎた
わたしの中の、青春の幻影が


色濃く蘇るようになり
過去の栄光など
自己満足の、世界なのですが


あの頃の
仲間やAコーチとは
いまだに、
繋がっていて
わたしの中に、消えずに
輝いているのです



*おしまい*