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今日は本のご紹介です。

Twitter&Instagramでフォロワー5万人越え。
 
ご自身も6歳と1歳の娘さんがいらっしゃる内科医の相川晴先生の著書。
 
「赤ちゃんのための補完食入門」を読みましたキラキラ
 


 
補完食とは、
 
WHOが提唱する
科学的根拠に基づいた
赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う食事
 
のことです。

 
日本での一般的な考えは離乳食。
 
固形の食事(幼児食)が食べられるようになるまでの過程で食べる食事のことです。
 

離乳という言葉から、
母乳やミルクをやめなければいけない
というイメージがついてしまいがちな離乳食。
(決してそうではないのですが。)


一方補完食は、
母乳やミルクでは不足してくる栄養素を補う食事。
 
母乳やミルクを無理に減らす必要はない、

と言う点で離乳食とはやや意味合いが異なります。

他にも進め方に違いがあるのですが、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。


どちらも赤ちゃんの食事なのですが、
それぞれ一長一短ある!
というところからこの本は始まります。



ざっくり言うと、

離乳食は日本の食文化に合わせて、
丁寧にやり方が決まっていて、
それに沿った本や体験談もたくさんある。

と言う点で取り組みやすさがあります。


ただし、個人差が大きく、モデルに沿って進むことは少ない離乳食。

「うちの子、これで大丈夫?」

と不安になる方も多いのではないかと思います。




逆に補完食は、

途上国含む全世界に向けた内容なので、

「ん?じゃあ、日本の食材で具体的にどうすれば?」

の部分に分かりにくさがあります。


ですが、具体的にいつ頃からどんな栄養が不足するというエビデンスに基づいた指針は簡潔で、とても有益です。


ということで、日本の離乳食の視点も取り入れながら、補完食の考えでどう進めるかを具体的に教えてくれるのがこちらの本になります。






特に気になる内容は、鉄の摂取についてです。


補完食では、
生後6ヶ月からは鉄が不足するので、
食事から摂取するように書かれています。


ところが、日本の従来の離乳食では、初期から十分な鉄を摂取するのが難しいのが現状です。
(初期に摂取できる、ささみや白身魚は鉄が少ない。)

こちらの本には、赤身のお肉やお魚を初期から取り入れる、粉ミルクを料理に使うなど、具体的な方法が色々と書かれています。


海外では赤ちゃん用の鉄強化シリアルなどが販売されているようなのですが、日本で6か月から使える鉄強化の食品というのは、非常に少ないそうです。

日本でも増えるといいですね。


参考に晴先生のブログを付けておきます。

これはうちの次男もよく食べてた↓
(離乳食ほとんど食べない次男が唯一よく食べていたもの。)
 
 
 
こちらの本。実際のレシピなども載っているので、これから離乳食を始める方は手にしてみてはどうでしょうか。



食物アレルギーが心配な方はこちらの本もおすすめです↓



 
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

みわピンクマカロン