人生は平等? | ミワの部屋・・・あれこれ

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遊びにきてね♪

ミワの先輩のオカさんとお話をしたときのこと。




オカさんは、ミワの母親くらいの年齢なんですけど、お肌にもつやがあって、とても綺麗で上品な女性です。




若い頃に 親が薦めるお見合いで結婚して、お姑さんとの同居で、多くの苦労を重ねながら、3人のお子さんを育て上げて 現在があります。




何度も何度も 枕を濡らして過ごす原因ともなったお姑さんを 何年か前に 送り・・・・・・・・・




お子さんたちも 独立してそれぞれに結婚をして、今は 現役を引退されたご主人と一緒に 趣味を楽しんでいるそうです。





オカさんが言いました。



「先日、主人の弟のお見舞いに行ってきたの。 15年前に 突然脳梗塞で倒れて、その後も 他の病気も併発して、もうずっと 車いす生活なのよ。 奥さん(義妹)は、義弟に付きっ切りで 毎日大変みたいなの。」




そう言って、義理の弟さんの様子や その奥さんの様子を話してくれました。



義弟は、若い頃 ラグビーの選手で 歳を重ねてからも 鍛えぬいた体と健康が自慢の人だったようです。



夫婦でゴルフを楽しんだりして、傍(はた)から見てもうらやましい光景だったそうです。




「義妹がね、うちに遊びに来るとよく言ってたわ。『家のことや 子供さんのこと そして姑さんのことと・・・お義姉さまは、本当に大変ね。偉いわぁ~~。 とても、私には真似できません。』ってね。」


「そうですか。」


「その頃の私は、長男に嫁ぐって こんなに大変なものなのね・・・。 って思い知らされながら、毎晩 独りで泣いていたころだったから、その義妹の言葉が、胸に刺さったものよ。」


「でしょうね・・・。」


「同時に羨ましくもあったわ。 二男に嫁ぐと、こんなに毎日が楽しいのかしら・・・って。」


「そう見えますよね。」


「でもね・・・・・。 人生ってわからないものね。 義弟が突然倒れてから15年・・・・・ そして、まだこれから何年続くかわからない 夫の車椅子生活・・・・・。 あんなに生き生きとして綺麗だった義妹も、すっかり老けてしまっていたわ。」


「先が見えないだけに・・・・・心労は如何ばかりかと・・・。」


「そうなのよね。 こんな言い方はどうかとも思うけれど、私 思ったの。 【神様は平等ね】って。 若い頃には、確かに私は苦労したけれど、おかげさまで今は、主人も私も元気で、子供たちも結婚して孫がいて・・・ 交代で遊びに来る孫たちと食事をしたり、夫婦でお芝居やゴルフや・・・充実した毎日を送っているわ。 義妹は、若い頃に楽しんだ分、今苦労が 降りかかっているのかもしれないわね。」


「人生って・・・わかりませんね。」


「そうよ。 わからないわ。 私だって、この先まだまだ わからないものね。 でもきっと・・・人生終わってみれば みんな 同じように幸せと不幸せが あるようにできていいるんじゃないかしら。」





そう言って、オカさんは 現在の自分の幸せを噛みしめるように 微笑んでいました。





神様は、私たちの見えないところで 私たちを眺めながら、たくさんの糸を操っているのかもしれません。


できるだけ平等に・・・・・



けれども・・・・・神様は、時として 悪戯が お好きなようですね。



なかなか 平等には・・・いかないような気がします。