以前、この記事の中でも書きましたが、
https://ameblo.jp/miuphotobrary/entry-12600770968.html
私が大学で心理学を学ぼうと思った一番の動機は、

「心理学の基礎をちゃんと学びたいと思ったから」でした。

 

 

でも、ひょっとしたら、これ、
表向きの理由だったのかも知れません。

 

 

本当は、
「誰よりも自分自身を救いたかった」から。

 

 

 

何から?

何から自分を救い出すのか?

 

 

 

超然として見せているけれども、
その実、劣等感まみれで、
人が怖くてたまらない状態から。

 

 

「特別」な自分になりたくて、
否、「本当は特別なのに」と
誰より優越したくて、
でも、求めれば求めるほど
掴んだと思うほど、
それらは掌からすり抜けて
カラっぽになってゆく
絶望感から。

 


人と繋がりたくて

寂しくて仕方がないのに
本当に繋がるべき、
良心溢れるまっとうな人からの好意は
何故か受け取れず、むしろ遠ざけ、
反対に「利用されること」を
「認められている」と勘違いして
時間も、お金も、骨の髄まで
食い尽くされることを
「愛されている」と思い違いしていた
謎の「支配と服従」のループから。

 

 

そこから、自分を救い出す術を、
どこかの誰かにじゃなくて、
自分で見つけ出したかった。


そして、もしも、
自分が自分を救い出すことが出来たら、
きっと、同じように苦しんでいる
誰かのことも、
救い出すことが出来るんじゃないか?
そう思っていたのかも知れません。

 

 

でも・・・・

 

 

 

この2カ月、
かなりのハイペースながら
真剣に心理学を学んでみて、
最初の「自分を救いたい」と言う気持ちが
まるっきり変わってしまったのを感じています。



履修が始まった当初、
発達の過程や、アイデンティティの確立、
動機付け、性格分析、

愛着理論等の学びが深まるごとに、
幼くて自分でもどうすることも出来なかった
家庭環境や、父や母への怒りが
湧いて、湧いて、仕方がありませんでした。

(頭では、父や母も精一杯だったろうことは
理解しているのに、です。)

 

 

「私の父が、あの父じゃなかったら・・」

「母があそこでああしなかったら、
私はこんな生きづらくはなかったはずなのに!」
「もっと、集団の中で上手く立ち回れていたのに!」

「私の~~部分の葛藤は、ここが温床だったんじゃない?!」

 

 

そんな本当に今更

どうすることもできない過去を

いちいち分析しては
悶々としていました。

 

 

「くっそ~、もう一回、死んで生まれ直したい!笑い泣き

 

 

なんて、本気で思うことも、度々。

 

その状態が、1か月くらい続いた頃だったでしょうか・・

 

 

6月に入って、臨床心理の学びが始まった頃から
少しずつ自分の気持ちに変化を感じるようになりました。

 

 

 

どうして変わったのかと言うと、
「人が今の”その人”になる要因と言うのは
何百、何千とあって、決して
”これが原因です”と単純には言えない」
ことが
理論的に分かって来たからだと思います。

 

 

本当に無数の要因

(発達的、社会的、生理的、環境的、教育的etc)が絡み合って
その人を形作っているので、
「お母さんの1歳半までの接し方が原因ですよ」とか、
「父親の権威主義が社会への不信感につながってますよ」
なんて、本来は聞きかじった知識のみでは
とうてい結論づけられないのです。


 

むしろ、その複雑な条件の中で
熟成した自己を保ちながら、
こうして今まで曲がりなりにも
絶妙にバランスして
社会生活を営んでいるって
ものすごいこと!むしろ、奇跡的なこと!

 

 

自分にとって一見マイナスかな?と思う
性質も、よくよく分析をしてみると、
ある弱点を精一杯補うものであったり、

危険から無事に回避させてくれていた質であったりして・・・

いつだって、自分は自分自身を
大切にしていたし、守ってきた。
それも全力で。

 

 

 

「救いたい」と思っていた自分だけど、
実はもんのすごい生命力のある
「サバイバー」だったんだ!
そのことが分かった時に、
私に芽生えたのは、
自分に対する掛け値なしの「尊敬」でした。

 

 

 

本音を言えばですよ?

こんな地味なことじゃなくてね、
もっと素敵なね、キラキラしたことで
自分を「尊敬」してみたかったですよ?^^;

 

 

でも、たぶん、その「尊敬」は
私が今までずっと求めていたものでは
なかった気がする。

 

 

この自分自身の変化と
時を同じくしてなのですが、
「人の悩み」を含め、
今、生きている「人」そのものに対する

「尊敬」も芽生え始めました。

 

 

 

今、絶望に打ちひしがれている人も、

どんなに順風満帆に見える人でも、

その人にしか成し得ない
絶妙な精神の「バランス」を保ちながら
必死にこの人生と言う同じ舞台に立っている・・・・

 

 

 

救わなくちゃいけない人なんて
本当はいないのかも知れない。

 

 

 

でも、もし、
目の前にその状態が苦しいと言う人が
居るのだたとしたら、
「救いたい」と言う思いからではなく、
「尊敬」から向き合いたい、出逢いたい。
今なら、それが出来る・・・。
そう思っていますニコニコ

 

 

 

この「心の状態」に留まれるようになってから、
日常で、あんなも容易く

アンビバレントに暴れていた自分の心が、

不思議なくらい
穏やかになってきたのです。

 

 

 


明日からいよいよ、
今年度の学びで柱となってゆく
必修科目と、基幹科目の
オンラインでの授業が始まります。
本当はキャンパスで学びたかったけれど
仕方がないですね^^;

でも、良い心の状態での
スタートが切れそうなので、
かなりハードではありますが、とても楽しみです^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。^^

さとうみゆき

 

 

 

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