「哲学」って言葉を聞いた時、
あなたはどんなイメージを持ちますか?

 

 

「小難しそう」
「めんどくさそう」

 

 

とか、

 

 

「我思うゆえに我あり」

「無知の知」

 

 

なんて有名なフレーズを思い浮かべる方も
いらっしゃるかと思います。

 

 

 

だいたい「哲学者」って
現代にも存在しているの?!

デカルトやカントの時代ならいざしらず
もはや「絶滅危惧種」なんじゃないの?!
 

 

実は最近まで
私もそう思っていたんです。あせる

 

 

そう、この人を知るまでは・・・・

 

 

 

 

NHKのEテレで何度か再放送されていますので
ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?

 

 

 

今、「新・実在論」を唱え、
世界から注目される若き哲学者
マルクス・ガブリエル氏。

 

 

 

5夜連続で放送された番組でしたが、
初回からぐんぐん引き込まれてゆきました。

 

 

 

番組後半、
ガブリエル氏がこんなことを言っています。

 

 

「一見、すべてのSNSは我々をひとつに繋ぎ
自由を手に入れたように
思えるけれど、実際は、
この世界を完全に分断した。」

 

 

と。

 

 

 

これに関して簡単に要約すると、

(私の理解なのでまだ浅いですよあせる

 

 

民主主義と言うのは、
「法」によって守られている
”自由”の上に成り立っている。

西部開拓時代のように
一歩外に出たら決闘や
銃撃戦にさらされる・・
と言うことはない。


 

方やSNSを持つことで、
私たちは自分の思想や感情を
”自由に”世界に向けて発信できるようになった。
けれど、自分とは異なる誰かの意見に対して
私たちは自由にいつでも”攻撃”をすることが出来る。
そこには「法」による安全補償はない。

 

 

私たちは、自分とは異なる意見を目にするたび、

それに対して、「反対する自己イメージ」を
絶え間なく生み出している。

 

 

 

私がおおっ!と思ったのは、
最後のこの部分・・・・

 

 

 

私たちは、SNSで、
自分とは異なる意見を目にするたび、

それに対して、
「反対(反抗)する自己イメージ」を
絶え間なく生み出している。

 

 

 

これ、日常、私も本当によくあります・・・あせる汗

 

 

 

 

どんな状況かと言うと、
例えば、最近だとね・・・

トイレットペーパーの
買い占め事件とかあったじゃないですか?

 

 

誰かが

「こんなに買っちゃった~!」
と写真つきで大量のトイレットペーパーを
購入しているツイートとかを目にした時に、

 

 

「そこまでしなくても!あせる

 

 

と、敢えて・・そう敢えて・・・
ツイートの発信者に口にしないまでも、
そのことへの「嫌悪感」や
「反対する自己」のイメージは
しっかりその瞬間に
生成されているわけです。

 

 

 

今、この記事を読んでいるあなたも
ひょっとしたら

 

 

 

「私は哲学とか別にどうでもいいんだけど~!ゲロー

 

 

 

と言う”対抗自己”
生み出しているかもしれないですよね?
つまりは、そういうことです^^;

 

 

 

 

私は心理学を学んでいるので
”対抗する自己”と聞くと、
ユングの「影」の理論やフロイトの「コンプレックス」
「投射」をつい連想してしまいます。

 

 

 

でも、実際に、うっすらと・・・

 

 

SNSを閲覧中に
自己の「分裂」を
感じている方もいるのではないか?
と思うのです。
 

SNSに長時間触れすぎると
理由は分からないけれど
ものすごく疲労する・・・
 

そりゃあ、そうだと思います。。
 

情報に触れた数だけ、
自分の内側に自動生成されてゆく
(わたしはそうは思わないんだけどな~)
と立ち上がる「対抗する自己」
対象が「臨戦」体勢になっちゃうわけですから^^;

 

 

 

 

 

ガブリエル氏は言います。

 

 

 

「SNSはまるで西部劇の舞台と一緒だ」と。

一歩そこに踏み出したら
いつ銃撃されるか分からない。」

 

 

そして、フランスの哲学者の言葉を引用し
こうも言っています。

 

 

「自由とは、善と悪の能力である」と。

 

 

 

私の解説では心もとないので
ぜひ先にご紹介した番組をご覧になってみてください^^

 

 

 

 

それはそうと・・・

 

 

日本の義務教育の中には
どうして「哲学」って科目がないんだろう?

 

 

たぶん、この先、
一番必要になるのが
「哲学」をする力だと私は思っています。

 

 

 

「哲学」・・・英語ではフィロソフィーですが
これ、元はギリシア語の

愛「フィロス」

叡智「ソフィア」で
出来上がっている単語です。

 

 

 

そう、「哲学」は叡智を愛する学問なのです。

ね、これからっぽいでしょう?^^

 

 

 

 

一つ前に書いた記事にも通じますが、
https://ameblo.jp/miuphotobrary/entry-12597249207.html

自分で「考える」態度と力を、
これから真剣に身に着けられるよう
行動してゆこうと思っています。
 

 

 

先ずは、自分がいま分裂した・・・!
と思ったらそれを「自覚」すること。
次にそれが自分にとって
どれほどの意味があるのか?検証すること。
あまり意味がないと分かったら
「発作」だったと理解して離れること。
逆に、対抗自己を生んだことに
大いに意味があると感じた時は
一方の手に「思考Aの自分」、
一方の手に「思考Bの自分」の姿(イメージ)を乗せ、
目を閉じてそうっと掌を合わせる・・・・



それだけでも、

無意識領域の戦争状態から抜け出せて
焦燥感が緩和してゆきます。

試してみてくださいニコニコ

 

 

 

*マルクス・ガブリエル氏が
「新型コロナ」の件でドイツの新聞に寄稿した文章を
リンクします。ご参考までに・・・
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/news/8624

 

 

 

 

今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。^^

さとうみゆき

 

 

 

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