「答え」ではなく「問い」を生きること

先日、「十牛図」に興味を持ち
いろいろ調べていると書きました。

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さがしてごらんきみの牛がやってきた！

私がどうして「十牛図」にたどり着いたのかと言うと、
４月から通う大学が仏教系の大学であるため、
心理学専攻とは言え、
「仏教」と言う科目が１６コマ。
なんと、必修科目なのです。

キリスト教の世界観には
既にある程度知識も馴染みもありますが、
（日本人の割に）
仏教に関してはからっきし無知な私。

授業で学ぶ内容を
より深められたら・・と思い、
（この時、まだ合格通知は来ていなかったにも関わらず＾＾；）

とっつきやすそうな本からあれこれ読み始めたところ
河合隼雄先生の著書、

『ユング心理学と仏教』に出会い、
その中で取り上げられていた「十牛図」に
興味を持ったと言うわけです。

「十牛図」と言うのは、
中国の宋の時代の禅の入門書。
人が「悟り」に至るまでの１０の段階を
10枚の絵で表したものと言われています。
日本では室町時代に広まりました。

詳細はこちらをどうぞ・・

そして、いくつか読んだ書籍の中で、
面白い本に出逢いました。

それがこちらの本。

『意識の１０の階梯』　村松　清著

この本のユニークなところは、
あの”エニアグラム”と「十牛図」を
相関させていること。

失礼ながら、エニアグラムと聞いて
直ぐに頭に浮かんだのは
「性格診断」でした。＾＾；
確か人間の気質を９つのパターンか何かに
分類したものだったような。

ところがどっこい！
エニアグラムって、そんな単純なものではなかった！
と言うのがこの本を読んで初めて分かった次第です。

（めちゃめちゃおタクな本なので、
ご興味のある方はぜひ。）

そして「十牛図」への解釈も
他の本とは切り口が違って、
非常に面白かったです＾＾

実はこの本の巻末に、「付録」と称して、
ホロスコープとエニアグラム、
数秘術とエニアグラムの相関についても
書かれていたので、興味深く読みました。

いやはや・・・・

「星読み」の世界観の壮大さってすごいんだね！！！

「数秘術」の世界観の深遠さってすごいのね！！！

私、全然、それを分かってなかったです！！！！

「星読み」をする友人や、「数秘術」を扱う友人も
私の周りには非常に多いのですが、
ごめんなさい！！！
私、全然分かってなかった！！！

私のそれらへの「認識」って、
どこか「詳細な占い」のレベルだったんです。

「星読み」に至っては、
あれって自然科学の集大成と言うか、
「十牛図」で表現されている
「悟り」へと導く羅針盤に等しいですし、
「数秘術」は、「数」そのものの
進化のバイブレーションを
学問にしたものだし、
とにかく、どうして多くの方が
「星読み」を学んだり、
「数秘術」に惹かれるのかが
よく分かりました。

で、どうしてこんな浅い認識だったのかと言うと、
私は「読んでもらった」「答え」を
生きていたから・・
生きようとしていたから・・
なんだと思います。

「星読み」や「数秘術」をされる方は、
いつも「答え」ではなく
自分で立てた「問い」を
果敢に生きているのかもな・・・。
そんな気がしました。

自分の中に無数の「仮定」があり、
それをひとつ、ひとつ、
揺るぎない宇宙の法則をもとに検証してゆく。

右脳っぽいスキルかと思いきや、
むしろ、「ロジック」。
右脳と左脳とのバランスが
見た目以上に問われるお仕事だった・・・。

そっか、だから、私の周りに居る
素敵な「星読み」さんたちって言うのは
物事に対する
バランス感覚が優れているのか！

（今更の遅すぎる気づきです）