香川照之さんが歌舞伎デビューすると知って、とても驚いたのだけど。
なんか、もともとは歌舞伎の世界に入るつもりだったのだとか。
猿之助さんが息子と認めず、歌舞伎界に入ることも許さなかったとかどうたらこうたら。
香川さんは市川中車と名乗ることになるらしい。
従兄弟の亀治郎さんは、猿之助さんの名前を継ぐらしい。
そうか、もう彼を亀ちゃんとは呼べなくなるんだな。
楽しみだなあ。大好きな香川さんを舞台で摂取できる日はいつなんだろう。
チケット争奪戦、すごいことになるんだろうなあ。
「3枚重ねペガサスに乗るわたし」。
こないだ、歌舞伎を観てきた。
3本立ての1~2幕のみなのだが。
1部は市川右近ちゃん主演の、西遊記。
彼はもう47歳になるのか。今だに「ちゃん」とか付けるのは失礼だな。
とくに猿之助歌舞伎の役者って、アクションがすごくて若々しい。
そう云えば、パニのメンバーのダンスが昔よりもキレ悪くなっていると囁かれて久しい今日このごろ。
パニメンなんて、年長者でも30代半ばなんだから、まだ動きが悪くなったらいかんだろ。
ダンスやアクションが売りでもあるだから、なおさらだ。
某青のヒトは、ラーメンとか焼肉とかビールとかでハラの肉をやばくしている場合ではない。
斬鬼丸さまや、リィ・シンセイを演じていたころのようなシャープなスタイルでいてほしいものだ。
で、歌舞伎だが。
今回、右近ちゃんの役は孫悟空で、動物的な動きがたいへん上手で可愛い。
ちなみに三蔵の役は笑也さん。低いほうの声も美しい。
歌舞伎はちょっと敷居高いようなイメージあるけれど。
ここ10年程度で、「判るヒトだけ楽しめばいい」みたいなのではなくなったなあ。
ある程度のルールは守りつつ、ギリギリまで判り易く面白いものであってくれたら嬉しい。
「3枚重ねペガサスは脚がきもい」。
2部の演目が、その日の目玉。
海老蔵さん主演の、勧進帳。弁慶と義経の、有名な歌舞伎。
これがまた、まことに退屈。
ニュアンス的に云うと、歌舞伎ではなく狂言。
動きが少なく、長せりふが多く、なに云っているかよく聞き取れん。
古典歌舞伎って今だに苦手だなあ。
あまりにも退屈なので、一瞬、寝た。
床を打ち鳴らす音で目が覚めて周囲を見てみたら、みなさんオペラグラスで必死に海老さんを凝視していた。
内容はおおかた知っているだろうからともかく、生海老さんを観ることを目的としたかたが多いんだろうなあ。
眠いしなんか暑いしで、ぐったりしつつ舞台を眺めていたのだが。
最後に、花道からはけるところで吹き出しそうになった。
なんだあの勢いは。あんな壮絶な見栄を切ってはけるのを見たのは初めてだ。
ここ笑っていいんだよね、とまた周囲を確認してみたのだけど。
みなさん、うっとりとした様子で拍手している。そうか。
まあとりあえず、中車さんの舞台が楽しみだ。
絶対、摂取したい。
うますぎる役者さんだからある程度の演技はできるだろうが、どれだけ違和感なく見せてくれるのかしら。
歌舞伎に興味ある友達は少ないけれど、香川さんだったら観たいってヒトいるかも知れんね。
ちょっと誘い易くなった気がするナインチェ。