Racism barrier で苦労したこと | imumoのブログ

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前回の記事では主にLanguage barrier で苦労したことを書きました。

英語をスムーズに習得するにはちょっと弊害のある環境。そこから脱出するためにイマージョン教育を目指して、日本人がほとんどいないインターへ転校することにしました。

もちろん前の学校はEALが売りだったこともあり、読み書きと文法の基礎は叩き込んでくれていたと思います。そこからのスタートです。

しかし、次の学校は、また特定の nationality が大多数を占める学校でした。そして、暗黙のアジア人ヘイトのある学校でした。
知っていたら絶対入れなかったのに!!

まだまだ息子の英語力は発展途上。その上アジア人。今度はクラスメイトのグループに入れない問題が出てきました。戦争の話を出され、なんでお前がこの学校にいるんだよ、日本人なんか最低だ・・・と言われてクラスメイトと喧嘩になったこともありました。そしてこの問題について担任に報告しましたが、何も起こりませんでした。

その学校では、全体の80%を占める特定の国籍以外の子たち、(残り20%のアジア人、インド人など)はそれぞれのコミュニティを作るしかなく、また、そのコミュニティに属する生徒はいじめの対象になっていたりしました。

そんな中でも日本人のいないアジア人コミュニティで仲の良い友達を作り、楽しく過ごしていた息子。
しかしそのグループがアジア人グループだったからか、担任からは『あなたの息子はいい子だし頭も悪くないんだけど、一緒にいる子たちが悪いことをするから、良い評価はあげられないわ』と訳のわからないコメントとともに酷い成績をつけられ、担任と冷静に話し合おうとするもメールの返信すら来ず、え、ちょっと本当に何なの?という感じのやりきれない日々を過ごすことに。
信じられないことに クラスメイトだけでなく担任からすらも Racism barrier を感じることとなり、この学校はもうだめだと思うに至りました。
(ちなみにその担任は、残念なことに他にも多大な問題を抱えていたらしく解雇されるようです)

転校する際、前年に新しく赴任してきた校長(外部から引っ張ってこられたきっと有名な人。ちなみに残り20%の方の国籍の方)が話を聞きたいと言ってきたので、メールなどのやりとりを出してこれまでの経緯を冷静に事実を話しました。かなり顔色を失い、校長から引き止めと謝罪の言葉をいただいたけれど、学校自体がこのような雰囲気では、と残留するという決断はありませんでした。

ちなみに学費返還の打診と(その代わり?)証拠メールをすべて渡してほしいというお話は、丁重にお断りしました。その後の校長は私達の話を何度も確認しながら必死にメモを取っていたので、あとは学内でやり取りして必要な証拠なり何なりきちんと見つけて対処するのだろうと思います。正直、我が家はもうこの学校に一切関わりたくないですし、学校自体が改善しようがこのままであろうが全く興味はないです。

ただ、ここで過ごした間、日本人生徒がほぼいなかったため、息子の英語力は爆発的に向上しました。それこそ会話はネイティブ並みに。しかし本当に厳しい環境に入れてしまったこと、息子には申し訳ない思いでいっぱいです。
英語自体も大変でしたが、自分に非のない理由(アジア人、特に日本人であること)でいじめられること、そんな環境の仲で不条理をうまく受け流しながら、自分を失わず仲の良い友人と良好な関係を築く術を身につけられたこと。これらがこの学校で息子が得た財産です。

精神レベルと対人レベルが飛躍的に向上しました。