どうしても電気のつけっぱなしが許せないASD | 発達障害家族の記録

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発達障害について、当事者として、
当事者の家族の立場としての両面から書いてます。

ASDの家族がいる人なら、あるあるな話。

 

ASDは、家の電気のつけっぱなしに神経質過ぎるというもの。

 

すぐまた使うから、つけたままにしてたのに、『電気つけっぱなしだぞ!!』と激怒して勝手に消された、とか

トイレに入ってたら(人がいることを確認もせず)勝手に消される、などというもの。

 

ASD兄『電気使ってないなら消せよ!』

母『またすぐ使うんだよ!!』

ASD兄『いや、だから消せって!!』(相手の事情がどうであれ自分の主張は曲げない)

 

 

・・・といったバトルは、我が家の日常の光景だった(笑)

 

 

それが、こちらの↓ニュースを見てビックリ。

ここまで発展しちゃうこともあるのね・・・。

 

 

家族全員命は助かったようで何より。

 

 

こういうのって、ASDに限った話ではなく、男性と女性の脳の違いなんだと思う。

 

このニュースの母親のように、テレビつけながら料理する、みたいな、”ながら作業”は、女性は普通にできちゃう。

女性はマルチタスク可能だから。

 

ADHD傾向のある、うちの娘も”ながら作業”することが多い。

音楽聞きながら勉強したりしてる。

 

それを夫は『勉強してる時は音楽消せよ!』って言って娘とケンカになってた。

 

夫は、ながら作業が苦手だし、音が耳に入ったら集中できないから、そう思ったんだと思うけど

 

ADHD傾向あると、基本、ひとつの物事に集中するのが苦手で、並行作業したほうが、あっちこっちに脱線せず落ち着きやすかったりする。

 

音楽聞きながらのほうが、気分が上がって効率が良いのを私は知っているので、特に娘のそれは止めはしなかった。(それを夫に説明したけど、理解しがたいようだった)

 

ニュースの自宅に火をつけた男性も、きっと、そういうのが理解できなかったのだろうな。

『料理してるんなら、テレビはいらんやろ!何無駄なことをしているんだ?』ってことかな。

 

 

本当に倹約家で、電気代が気になって、いちいち消せ~!って言う人もいるんだろうけど、電気代がどうこうの問題じゃない場合も結構あると思う。

 

我が家のASD組の場合だと、ケチだから言うわけじゃない。

 

ホントにケチなら、毎月の電気代チェックするとか、どの家電製品、どの部屋が一番電気使ってるかとか、細かくチェックするはず・・・。そういうのは絶対やらない。

 

単純に、『使ってないのに電気が付いている』っていうのが気に入らないのだ。

 

自分視点が強すぎると、極端な話、自分が使ってないものはすべて無駄なものって瞬時に判断してしまうことも・・・・。

 

私なんかも、いちいち、電気をこまめに付けたり消したりしてるけど、電気屋さん曰く、頻繁につけたり消したりするほうが、電気代かかるのだとか。なので、すぐまた使うのなら、つけっぱなしのほうが電気代はかからないらしい。

 

なので、いちいち消したがるのって、電気代的にも無駄なことをしていることになるんだけど、でも消したくなっちゃうのが性・・・。

 

 

ニュース記事の火をつけた男性は、普段から拘りが強いらしいので、電気代の問題じゃなくて、ただの拘りに過ぎなかったのかも。

 

 

因みに、うっかりさんのADHDだと電気の消し忘れはしょっちゅう。

 

義実家では義弟(ADHD)がトイレの電気の消し忘れが多いらしく、義母が煩いからなのか、ある日トイレの照明を感知式LEDに替えてた(笑)

 

いい意味でADHDらしい判断だなって感心して笑った(ノ´∀`*)