愛着障害か発達障害か | 発達障害家族の記録

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発達障害について、当事者として、
当事者の家族の立場としての両面から書いてます。

 

 

(ぴろさん勝手にリンクすみません)

 

ぴろさんのこちらの記事と、コメントのやり取りの中で、ASD+愛着障害についてのお話から、改めて我が夫について考えてみた。

 

 

私から見た普段の夫は、ADHD特性のほうが目立ち、たまにASDっぽさが出る程度。(受動型は分かりにくい)

 

 

夫も愛着障害はありそうだけど、自分からアクションを起こさないし、自分の気持ちも口にしないもんだから、その辺も分かりにくい。

 

夫本人はどう自己分析しているのだろうか、と気になった。

 

 

気になったら即聞いちゃうタイプなもんで(笑)何気ない会話の流れで夫に聞いてみた。

 

 

私『ねえ?愛着障害ってことない?』と。

 

 

『それやと思うで』

 

 

 

・・・即答だった(笑)
 

 

 

昔、夫に『あなたアスペルガーだと思うよ?』って言った時は、

 

『俺が~?!アスペ~???』

『いやいや・・・アスペっていうのは、空気読まずに余計なことする奴やろ?俺ちゃうと思うで・・・?』(それ、ASD特性の一例じゃん・・・)

 

てな感じ。

 

6、7年前に発達障害と診断が下りた後から今日まで、自分はアスペなんだろうけど・・・でもなぁ・・・とどこか腑に落ちない感じ。

 

 

それが、愛着障害かと聞かれたら、即答(笑)

 

 

夫は以前から、自分はアスペじゃなくて愛着障害のほうだと思っていたのだろうか。

 

単に世間一般に良いイメージのないASDだと認めたくなかっただけな気がするけど。

 

 

私『なんでそう(愛着障害だと)思った?』と、さらに聞いてみた。

 

夫『だって俺、人信用できへんもん』

 

 

確かに、愛着障害の特徴のひとつに、他人を信用できないっていうのがあると思う。

 

 

けど、『人を信用できない』に至るプロセスは、ASDと愛着障害では違う(これについて次の記事で書きたい)

 

 

私『えええっーーーーーーーー!?』

『信用できないっていうけどさ・・・。じゃあさ、なんであんなに詐欺に引っ掛かったん?』

 

夫は若い頃いろんな詐欺に引っ掛かってる。(今は私がブロックしてるけど)

 

 

夫『それはぁ・・・アレや・・あの・・あれや・・・(ゴニョゴニョ)』

 

 

アスペじゃん

 

 

夫は相手の発言の裏を読む・・・なんてことは苦手。

だから、アスペらしく?言葉通りに受け取ってしまい、詐欺の格好の餌食になってしまうのだ。

 

 

言葉通りに受け取ってしまう・・・っていうのは、おそらく愛着障害の特徴には無かったと思う。それアスペのほう。

 

 


でも夫が愛着障害だと思ったのも分かる気がする。

 

義母のようにASD傾向がある母親だと、子供の感情を汲み取るのが苦手(これ私もだけど)

 

例えば、幼い我が子が目の前で転んで泣いたとする。

 

普通の母親だったら、まず『大丈夫?』って、怪我をしていないか確認したり、『痛かったわねぇ~』みたいに子供の気持ちを汲み取ったりすると思うんだけど

 

ASD母親は、『あんたが気を付けないからでしょ?!』とか言うのだ。

 

これは育児でも介護でも同じなんだろうけど、他人のお世話をするとなると、ガチガチな責任意識が先立つから、相手の気持ちに寄り添うことがなかったりする。

 

そんなわけで、転んでケガをしても心配してもらえるどころか、責められてしまったりする。

(ちなみに義母、孫に対しても同じだった(笑))

 

そういう育ち方なら、自分の感情を出すことに意味はないと学習してしまったとしても腑に落ちる。

 

生まれつきのASD特性も、自分の気持ちが分からない、とか気持ちを上手く表現できないっていうがあるだけに、ややこしいけど、

 

少なくとも、夫は自分が親からの愛情に飢えていたことには気づいているらしい。