コピペ族 | 発達障害家族の記録

発達障害家族の記録

発達障害について、当事者として、
当事者の家族の立場としての両面から書いてます。

前回の記事のともさんとのコメントのやり取りの中で

ヒトラーにみえたアイヒマン(コピー)、というキーワードに気づきを頂き

考えることが出来ない人、について引き続き書いてみます。

 

 

昔、ビート武が著書のなかで、

"田舎っていうのは、なんでもテレビの真似をしたがる"みたいなことをいってたと記憶しています。

 

まあ・・今はそんなことはないと思いますが、昭和時代の私の実家のある田舎は、娯楽と言えばテレビぐらいなもんで(あとパチンコと酒くらいか?)主な情報源もテレビ。

とにかくテレビの影響は大きかったと思います。

 

テレビの信頼度は高く、地元の飲食店が紹介されたら、翌日から暫く長蛇の列が出来てたり。

 

私が今の土地に嫁に来て数年くらいだった頃、何気に家のテレビをつけたら、偶然私が高校の時にバイトしてた地元の店が紹介されてたんで、

 

おお~テレビに出てる!凄いやん!そして懐かし~!ってみてたら

 

芸能人の人がしゃべってる横で懐かしの店長さんが一言もしゃべらなかったのには笑った。爆  笑

あの店長、ADHDの私よりやたら喋るタイプなのに。

テレビを通した店長は全くの別人に見えました(笑)

 

 

話しはちょっと逸れましたけど

小学生くらいの子供って、お笑い番をそのまんま真似をしたがるけど

 

ツッコミで叩いたり、外見をイジったりっていう、ああいうのは、ある芸人さんが言ってましたが、”お笑い芸人のやってることって高度な技術だから、一般人が真似したらアカン”とのこと。

 

悲惨な状況を作り出して、それを笑いに変える、っていうのは相当高度なテクニックらしい。

1歩見せ方を間違えれば視聴者は笑えないだろうし、ベテランの芸人さんでもたまにイジる相手を見誤ったトラブルもあるようですしね。

 

 

それをやっちゃったのが、神戸市の小学校教諭間のイジメ問題だったんじゃないでしょうか。

小学生ならまだしも小学校の先生がテレビの真似ごとするとは(笑)

 

以前私の記事にチアーさんからコメントで教えて頂いた上岡龍太郎さんのお話で、普通は失礼とされることでも芸人さんの世界の信頼関係が成り立ってる間柄ではそれが優しい世界を作っている、といった内容のことを教えて頂いて、今まで1次元でモノゴトを見ていたのが3次元で見えたように感動しました。

 

一見すると同じことをしていても、そこにある関係性によって

単なるイジメか笑いになるか、まったく違ってくる、ということなんでしょう。

 

テレビのイジるお笑いなんかを、子供の教育上よろしくない、という視聴者からのクレームに対し

ダウンタウンの松本人志は「テレビが悪影響と言うが、親よりテレビの方が影響が強いと言うのか」みたいこと言ってましたね。

 

人間は鵜呑みにして考えない、というのが前提で、影響を与えるものが悪者っていうのは確かにおかしな話だと思う。

でも考えることが苦手な人はどうしたっているもので、そういう人はすぐに影響される・・こういうのをどうしたら良いんでしょうかね。

 

今時の多様な意見を尊重する、っていう価値観は、ナチス政権時代のようなひとつの価値観だけしか認めないことの危険性から学んだ流れだったように思いうので、様々な意見を出しやすい環境こそが唯一の抑止につながることなのかもしれませんね。

 

 

コピペはテレビに限らず、雑誌などもありましたね。

 

お恥ずかしい話、

私もファッション雑誌に載ってるようなファッションをそのまんまコピーしようとしてた時期がありました。若い頃ですけどね(^^;)

 

何を着ればおしゃれなのか、

雑誌を参考にする・・というより、

ダサい人にならないように、って気がついたらコピーだったというか。

 

例えば真冬の時期の雑誌のモデルさんが半袖のセーターみたいなのを着てるのを見て

「寒くないんだべか・・・?」と思いつつ、雑誌に載ってるんだから、寒くてもコレがオシャレなはずって感じに。(寒いけど気合いで着てました(笑))

 

 

高そうなブランドのバッグとかも、高いけど持ってないとイケてないんじゃなかろうか・・とか(笑)←結局お金がなくて買えてないけど(笑)

 

今思えば、アホとしか言いようがないですけど

そういうメディアのコピー族は私以外にも田舎には結構いました。

 

まあ・・そんなコピー族の存在が日本経済に大いに貢献していた一面もあったはずなので、ファッションコピペ族はまだしも

 

父は大河ドラマの主人公アイデンティティのなりすましコピペでしたね。

性質の全く違うものが表面だけをコピペして自らパチモンになっていました(笑)

 

それこそ、神戸市の小学校教諭と同じで、やってることイジメでしかなかった。

 

 

服装にまつわることで感動した話が

 

ダサい女装で親友の葬儀に出席した理由

no title

(画像はネット上からお借りしました)

 

戦争で親友を亡くした兵士が、親友と交わした約束を果たした話です。

 

事情を知らなかったら、変なドレス着た男がいたら普通に通報されそうだけど、本当の信頼関係ってマナーに縛られないものなんでしょうね。

 

 

義父の生前、義父方の祖父母の墓参りに義父母と私達夫婦の4人で行った時、私は義父方の宗教のマナーを知らずに色花を用意してしまったんで、「ごめんなさい」したんですけど

義父「ええよ、ええよ!気持ちがこもってればなんでもええねん」って言ってくれたのを思い出しました。